北海道の寒さ対策は窓の断熱が命|暖かさを外に逃がさない方法を解説

北海道の冬の寒さ対策の中で一番重要なのがの寒さ対策になります。

なぜなら、暖かさの約50%が窓から逃げていくからです。

ですが、いざ窓の寒さ対策をしようと思っても「何をしたら良いんだろう?」という人が多いのではないでしょうか。

特に、北海道に住んだばかりで冬の寒さを経験したことがない人は尚更ですよね。

基本的に本州でも北海道でも窓の寒さ対策で出来ることは同じですが、やはり北海道の冬は極寒で効果を感じにくい寒さ対策もあります。

この記事では、北海道で「一戸建て5戸・アパート11戸」に住んだ僕が実践した窓の寒さ対策と、その中でも一番効果の高かった対策のやり方を詳しく紹介していきます。

この記事で分かること
  • 5つの窓のおすすめ寒さ対策
  • 簡単で効果がある窓の寒さ対策のDIY
目次

簡単にできる窓の寒さ対策5選

それでは僕が実践してきた窓の寒さ対策を5つ紹介していきます。

それぞれの寒さ対策に合った窓の形状・ガラスの種類があるので、あわせて解説していきますね。

1.窓の近くに暖房機を配置する

1つ目は、窓の近くに暖房機を配置することです。

窓の周辺は冷気が溜まりやすいので、室温が一番低くなってしまいます。

そこに暖房機を配置することで、冷気が暖められて室温が上がりやすくなるんですね。

効果としては「部屋が暖まりやすくなったかな?」くらいのレベルですが、暖房機を移動できるならやった方が良いです。

この寒さ対策は、腰高窓やひじ掛け窓に合っています(下記画像)。

2.断熱カーテンを使う

2つ目は、断熱カーテンを使う方法です。

断熱カーテンは寒さ対策としての効果は非常に高いですが、その分コストも高くなります。

ですので、断熱カーテンを使い始めてすぐに引っ越ししてしまったりすると損してしまう可能性がありますね。

逆に長く住む予定だったり、持ち家だった場合には非常にオススメな寒さ対策になります。

断熱カーテンはどんな窓の形状でも使えるのもメリットです。

また似たような商品にビニールカーテンがあります。

これはコスト面でも安上がりですし、寒さ対策としても効果は高いです。

見た目はあまり良くないですが、長く住むか分からない家にはビニールカーテンを使うと良いでしょう。

ビニールカーテンは掃き出し窓(床から壁の高い位置まである窓)に合っています(下記画像)。

3.断熱シート(ぷちぷち)を使う

3つ目は、断熱シート(ぷちぷち)を使う方法です。

断熱シート(ぷちぷち)は室内と窓の間に空気層を作り、外気温の影響を少なくする効果が期待できます。

実際に僕が使った事があるのは「ガラス貼付けタイプ」と「マジックテープタイプ」です。

その2つの中で僕がオススメしたいのは「マジックテープタイプ」の断熱シートですね。

ガラス貼付けタイプは、長期間貼ったままにすると接着面が取りづらくなります。剥がしやすいタイプも売っていますが、その分剥がれやすく、何回も貼り直すことになるでしょう。

しかもガラス貼付けタイプは、網入りガラス(防火仕様)や断熱仕様のガラスに使うことができません。

そのうえ僕が実践した中では、一番効果を感じにくかった寒さ対策でした。

なので「ガラス貼付けタイプ」の断熱シートはオススメしませんね。

マジックテープのタイプは直接窓ガラスに貼らなくても使えるので、いろんなタイプの窓に使うことができます。

しかも断熱シート自体に空気層があるうえに、窓とシートの間にもう一つ空気層が出来るので高い効果を感じることができました。

さらに接着面がマジックテープを貼る部分だけで済むので、長年使っていても剥がしやすく接着面も取りやすいです。

断熱シートを選ぶときは、マジックテープタイプを選ぶのがオススメですね。

4.隙間テープを使う

4つ目は、隙間テープを使う方法です。

隙間テープは窓の隙間を防ぐことにより、外気(隙間風)が室内に侵入するのを防ぐ効果があります。

特に築年数が古くなり、建付けが悪くなってきた家の窓に使うと効果抜群です。

さらに他の寒さ対策と一緒に使うことができるので、とても使い勝手の良いグッズで重宝していました。

隙間テープはどんなタイプの窓にも使えます。

5.プラスチックダンボールを使う

5つ目は、プラスチックダンボールを使う方法です。

プラスチックダンボールは、空気層があり熱が伝わりにくい素材で出来ているので、寒さ対策に高い効果を発揮してくれます。

これは僕が実際に北海道の冬にやってみて、1番効果を感じることができた窓の寒さ対策でした。

プラスチックダンボールで窓の寒さ対策をする方法はいくつかあります。

  • 窓ガラスに貼る
  • 窓枠にマジックテープで固定する
  • レールを使って二重窓を作る

このように色んな使い方が出来るので、どんなタイプの窓でもプラスチックダンボールで寒さ対策することができます。

そのうえ低コストで簡単に寒さ対策ができるので、まさに最強の窓の寒さ対策と言っても良いでしょう。

次に僕、アク太がおすすめする「プラダン二重窓DIY」のやり方を、動画と写真を交えて詳しく解説していきますね。

アク太おすすめ!プラスチックダンボールで二重窓DIY

それではプラダン二重窓の作り方を解説していきます。

なかなか文章では伝わりずらい部分がありますので、動画を作りました。

 

「ブログ(文章)で見たい」という人もいると思うので、このブログでも画像を使いながら詳しく解説していきますね。

まずプラダン二重窓を作るために、

  • カッター
  • メジャー
  • マジック(マッキ―)
  • 長い定規(のようなもの)

を準備してください。

それでは始めてきましょう。

STEP1.窓の額縁の長さを測る

材料を用意する前に、まずはメジャーで窓の額縁の長さ(縦と横)を測ります。

僕が今回DIYする窓の額縁は「縦112cm、横74cm」でした。

次にその寸法に合うように材料を用意していきます。

STEP2.材料を用意する

材料は北海道各地にあるホームセンター「ホーマック」で取り揃えました。

  • プラスチックダンボール
  • プラスチックレール(取扱いのない店舗もある)
  • 両面テープ

材料費は約2,000円でした。安いですね。

では、これらの材料を加工していきます。

STEP3.材料を加工する

加工すると言ってもそんなに難しくありません。

プラスチックレールとプラスチックダンボールを窓の長さに合わせてカットするだけです。

まずプラスチックレールは、窓の額縁の横の長さに合わせてカットして2本用意します。

 

プラスチックダンボールは、二重窓を開閉するために2枚に分けた方が良いです。

このとき横の長さは半分にするのではなく、2~3cmほど長くカットしましょう。

僕がプラダン二重窓を設置する窓は「横:74cm・縦:112cm」なので、「横:38~40cm・縦:112cm」を2つ作ることにしました。

それでは次はプラスチックレールを窓の額縁に貼っていきます。

STEP4.窓の額縁上と下にレールを貼る

カットしたプラスチックレールに両面テープを貼り、窓の額縁の上と下に貼っていきます。

この時、プラスチックレールが窓に対して平行になるように気を付けて貼りましょう。

額縁に印を付けると、曲がることなくまっすぐ貼ることが出来ます。

次にプラスチックダンボールをプラスチックレールにはめていきます。

STEP5.プラダンをレールにはめて完成

カットしたプラスチックダンボールをレールに、はめていきます。

この時、少し曲げながらはめると楽に出来ます。

もし、はめてみてプラスチックダンボールが反ってしまうようであれば、樹脂ジョイナーを使いましょう。

樹脂ジョイナーもホーマックに売っています。

これでプラスチックダンボール二重窓の完成です。

低コスト・簡単DIYでプラダン二重窓を作ろう

プラスチックダンボール二重窓は、低コストで女性でも簡単にできる窓の寒さ対策です。

それだけではなく、寒さ対策の効果としても折り紙付きです(アク太の)

実際にかかった時間は約20分で、かかったお金は約2,500円でした。

もし窓に額縁がない場合は、プラスチックレールと両面テープの代わりに、マジックテープを代用することで同じような寒さ対策をすることが出来ます。

ぜひ、北海道の冬の寒さ対策として試してみてくださいね。

持ち家なら断熱窓のリフォームも検討

もし住んでいるのが中古で買った家だった場合は、断熱窓リフォームを検討するのも一つです。

窓のリフォームは最高の寒さ対策になりますが、なんせコストが高くつくのがデメリットです。

しかし今なら窓の断熱リフォームに国からの補助金も出るようですね。

実際に僕は2022年に新築で家を建てて断熱窓(トリプルサッシ)を使っていますが、今まで住んだ家の中でも暖かさが段違いです。

狭いアパートでも暖房費が月に4万円を超える事がありましたが、広い一戸建てで3万円超える事がありません。

しかも結露も少ないので、カビや建物へのダメージが少なく済みます。

長くその家に住むのであれば、リフォームした方が安くつく可能性がありますので、検討するのも良いと思いますよ。

まとめ

実際に僕がやってきた窓の寒さ対策について5つ紹介してきました。

  • 窓の近くに暖房機を配置する
  • 断熱カーテンを使う
  • 断熱シート(ぷちぷち)を使う
  • すき間テープを使う
  • プラスチックダンボールを使う

この中でも僕が一番オススメするのはプラスチックダンボールを使う寒さ対策です。

低コストで簡単に寒さ対策の効果を実感できるので、プラスチックダンボール二重窓DIYは最強の窓の寒さ対策と言っても過言ではないでしょう。

ですが中古住宅や古い家に住んでいる人は、断熱窓のリフォームも検討する価値があります。

なんだかんだDIYで寒さ対策するよりも、見た目は良いですし断熱効果も段違いです。

僕自身、断熱窓(トリプルサッシ)の家に住んでますが、今まで寒さ対策したどの賃貸よりも「暖かく、暖房費が安い」ですね。

ご自身の状況に応じて窓の寒さ対策をして、北海道の冬を快適に過ごしてくださいね。

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