北海道の賃貸向け寒さ対策7選|アパート11戸に住んだ道民が徹底解説

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北海道に引越してきて賃貸に住んでいるけど思った以上に寒い・・・。何かアパートでもできる寒さ対策はないのかな?」

そんな疑問に答えていきます。

この記事を読めば賃貸OKの北海道でも効果のある寒さ対策方法が分かりますよ。

 

北海道内で11戸のアパートに住んだアク太です。

転勤ママ

暖房費も気になるけど、何より寒いのが辛い・・・。賃貸でもできる良い対策方法はないの?

アク太

ありますよ。カンタンな寒さ対策をするだけで暖房費も安くなり、北海道の冬でも室温を8℃ほど上げることができます。

 

この記事でわかること
  • 北海道の賃貸で寒さ対策する時の注意点
  • 北海道の賃貸で出来る寒さ対策

賃貸でもできるカンタンな寒さ対策をすることで、月に10万近く暖房費を払っている人が居る中、僕は3万円以内で収まっていました。

そんな僕の経験をもとに北海道の賃貸(アパート)でもできる寒さ対策を紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。

 

▼家の寒さ対策まとめ▼

目次

賃貸OKな寒さ対策7選|北海道の冬には必須級

それでは賃貸でもできる寒さ対策について具体的に7つ解説していきます。

もし「7つも寒さ対策するのは大変」ということであれば、最低でも1.窓の寒さ対策4.服装や寝具で対策だけでもやってみてください。

それだけでも十分に寒さ対策の効果を実感できます。

1.窓から暖かさを逃がさない

一つ目は窓の寒さ対策です。

家の暖かさの約50%は窓から外に逃げていきます。

家を一番冷やすのが窓なので、窓の寒さ対策が一番大切ということですね。

賃貸でも簡単にできる窓の寒さ対策として以下のようなものがあります。

  • すき間テープを使う
  • ぷちぷちを使う(貼付けタイプ)
  • ぷちぷちを使う(マジックテープタイプ)
  • プラダンで二重窓を作る
  • ビニールカーテンを併用する
  • 断熱カーテンを使う 

この中で僕が特にオススメする窓の寒さ対策は「すき間テープを使う」と「プラダンで二重窓を作る」です。

すき間テープは、窓から隙間風が入ってくるときに効果的な寒さ対策です。

「窓からの隙間風で寒くなっているな~」と感じたら、すき間テープを使いましょう。

プラダン二重窓は、自分でできる窓の寒さ対策の中で一番効果を感じた寒さ対策です。

窓から侵入してくる冷気をかなり遮断してくれますよ。

プラダン二重窓の作り方を詳しく解説した記事もありますので参考にしてみてください。

家の窓の形状によってはプラダン二重窓を作れないことがありますが、そんな時は「ぷちぷちを使う(マジックテープタイプ)」で寒さ対策してみてください。

すべて賃貸でもできる寒さ対策なので、自分に合った方法を選びましょう。

窓の寒さ対策については、別記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひ実践してみてくださいね。

2.床の冷たさをシャットアウト

2つ目は床の寒さ対策です。

床は常に身体(足)が接触している部分なので、一番身体を冷やしてしまいます。

なので床の寒さ対策は、身体を冷やさないために行ないます。

賃貸でも簡単にできる床の寒さ対策としては以下のものがあります。

  • じゅうたん・マットを敷く
  • 断熱材とタイルカーペットを敷く

「じゅうたん・マットを敷く」は、場所によってじゅうたんやマットの種類を使い分けた方が良いです。

例えばダイニングであれば、ご飯や飲み物を口にする場所で汚れやすいので、一枚物や毛の長いマットは向いていません。

汚れをふき取りやすい素材のジョイントマットがオススメです。

「断熱材とタイルカーペットを敷く」は、僕も実際にやってみたDIYでかなり効果があった寒さ対策になります。

その分コストや時間・労力が掛かりますけどね。

床の寒さ対策に関しても、別記事でさらに詳しく解説しているので参考にしてみてください。

3.玄関から冷気を入れない

3つ目は玄関の寒さ対策です。

賃貸アパートの玄関ドアは、断熱の良いドアを使っていないことが多いので、対策することで効果を実感しやすいです。

具体的な対策としては以下のようなものがあります。

  • 家に入る前に靴に付いた雪を払う
  • 玄関ドアのすき間を塞ぐ
  • 玄関ドアのポストを塞ぐ
  • 玄関ドアやガラス部分に断熱材を貼る
  • 玄関の土間部分にマットを引く

「家に入る前に靴に付いた雪を払う」については、雪国(北海道)特有の寒さ対策になります。

靴に雪が付いたまま玄関に入ると、玄関(室内)に雪が入り室内の温度によって溶けてしまいます。

溶けた雪が水になって玄関ドアの下に入り込むことで凍ってしまい、玄関ドアにすき間が出来て冷気が侵入してしまうんですね。

もし普通の状態で玄関ドアにすき間がある場合には、すき間テープを使って塞ぎましょう。

100均のすき間テープでも十分に効果があります。

玄関ドアのポストを塞ぐ」と「玄関ドアやガラス部分に断熱材を貼る」も手軽にできるのでおすすめです。

玄関の寒さ対策についても、別記事でさらに詳しく解説していますので、そちらを参考にしてみて下さい。

4.服装や寝具を工夫する

4つ目の寒さ対策は、服装や寝具で身体を温める方法です。

基本的に家の寒さ対策を十分にしていれば、スウェット・パーカーを着ていれば普通に快適に過ごせます。

しかし、

  • 家の寒さ対策をしても寒い家
  • 寒さ対策をしていない家

などの場合、スウェット・パーカーだけでは寒いかもしれません。

そんな時は、靴下とヒートテック系のインナーを着ましょう。

北海道の冬におすすめの部屋着についてはコチラをどうぞ。

 

また、温かい布団で身体を温めるのもオススメです。

寝室は寝る時以外は人が居ないことが多く、暖房を点けていないことが多いので寒くなりがちですよね。

寝ている時も、のどが乾燥したりするので暖房を点けない人が多いと思います。

ですので、暖かい布団を使って起きる1時間前にタイマーで暖房を点けるのが理想的ですね。

僕がおすすめている暖かい布団はママウォームという掛布団です。

ママウォームについて詳しく解説した記事もあるので、参考にしてみてください。

5.換気扇と換気口の寒さ対策

5つ目は換気扇や換気口から入ってくる冷気の対策です。

アパートなどの住居用建物には換気扇や換気口がいくつも付いているのですが、冬になると換気扇(換気口)から家の中に冷気が侵入してくることがあります。

冷気が家に侵入してくると、暖房を点けてもすぐに室温が下がってしまいますね。

換気扇や換気口から冷気が入ってきてると感じたら、すぐに寒さ対策しましょう。

具体的な対策方法は以下のようなものです。

  • 換気口の開き具合を調節する
  • 換気扇・給気口カバーを取り付ける

「換気口の開き具合を調節する」に関しては、見たまんま言葉の通りです。

換気口から入ってくる空気の量を調節しましょう。

「換気扇・給気口カバーを取り付ける」に関しては、家の中の換気扇や換気口から侵入してくる冷気を抑えてくれるカバーがあります。

それを取り付けることで、家の室温を下がりにくくする効果があるんですよね。

換気扇や給気口の寒さ対策は外気の侵入を防ぐので効果を実感しやすいですが、一つだけ注意点があります。

給気口を完全に締め切るということはやめてください。

完全に給気口を締めてしまうと、換気が出来ずに湿気や汚い空気が家の中に留まり、結露やカビの原因になり建物を傷めてしまい、退去時にトラブルになってしまいますので。

詳しくは別記事にまとめているので参考にしてみてくださいね。

6.家の空気を循環させる

6つ目は、家の中の空気を循環させるということです。

暖かい空気は軽いので、家の上の方に上がっていきます。逆に冷たい空気は重いので下に溜まります。

この空気の性質のせいで、

  • 暖房を点けても身体が暖まらない
  • 足元だけ寒い

ということが起きてしまうんです。

家の中の空気を循環させることで、家の中の温度ムラを解消し快適にな室温になります。

空気を循環させる方法はサーキュレーターを使うのが一番効果的です。

おすすめのサーキュレーターや効果的な使い方を解説した記事もありますので、参考にしてみてください。

また一つの部屋だけ暖めるのではなく、全部の部屋の扉を開けて家全体を温めるようにしましょう。

1つでも寒い部屋があると、それが原因で家全体の温度が下がってしまいます。

どうせ暖房を点けるなら、どこに居ても暖かくしたいですし、寒くて開けてなかった部屋の扉を思い切って開放しましょう。

この記事で解説している寒さ対策を全部やれば、寒い部屋もすぐに温まるようになりますよ。

7.湿度を上げる

7つ目は家の湿度を上げるということです。

室温を上げる効果はありませんが、体感温度がまるで違います。

実際に僕も経験していて、乾燥した部屋の20℃は少し肌寒く感じますが、湿度の高い20℃は適温に感じますね。

湿度を上げる方法として、『洗濯物を室内に干す』や『加湿器を使う』などがあります。

冬場は暖房を使うので、暖房器具によっては乾燥しやすくなります。意識的に湿度を上げるように心がけて生活してみましょう。

ただし、湿度の上げすぎは結露の原因になりますので注意しましょう。

ちなみに僕は築2年目の一軒家に住んでますが、室内干しと加湿器1台で湿度を上げています。

賃貸(アパート)で寒さ対策をする時の注意点

まず始めに、賃貸で寒さ対策をする時の注意点を解説します。

後々損をしたり、トラブルにならないように確認しましょう。

築年数の古い賃貸(アパート)は寒さ対策必須

築年数の古い賃貸やアパートでは必ず寒さ対策をするようにしましょう。

北海道の家は内地(本州)と比べて、暖かくなるように作られています。しかし、築古の家はそこまで暖かくなるように作られていません。

おおよそですが、2003年以前に建てられた賃貸・アパートだと、北海道の冬は寒さ対策をした方が良いですね。

さらに建物は年数が経つに連れて劣化していくので、暖まりにくかったり隙間風が入ってきたりします。

ある意味、住む家の選び方も北海道の寒さ対策の1つと言えますね。

この辺の話は北海道の賃貸の選び方を詳しく解説した記事があるので、これから北海道の賃貸選びをする人は参考にしてみてください。

2003年以降に建てられた家であれば、今現在(2024年3月)の家と同じ基準で建てられているので、寒さ対策をしなくてもある程度は暖かく過ごせます。

「安く借りられる古い賃貸を選んだばかりに、冬の暖房費がえげつない」なんて話はよく聞くので、北海道では多少高くても新しめの賃貸を借りるのがオススメです。

原状回復できるか考えよう

賃貸(アパート)で寒さ対策をする上で一番気を付けなければいけないのは、退去時に借りる前と同じ状態で部屋を返せることです。

僕も実際に経験したんですが、退去の立ち合い時に「賃貸の設備が一部壊れている」と指摘を受けました。

築35年のアパートだったんですが、冬寒すぎて簡単なDIYで寒さ対策をしたんですよね。

もちろん原状回復できるように寒さ対策をしたんですが、間違って窓枠の一部を少し壊してしまったんです。

「このくらい大丈夫だろう」と思っていましたが、見事に指摘され何万円か払ったことがあります。

この経験から賃貸ではあまり大きなDIYは避けた方が良いと感じました。

簡単に原状回復できる程度の寒さ対策に留めておきましょう。

結露とカビに気を付けよう

北海道の冬は本州と比べて、家の中と外気の温度差が大きく結露しやすいです。

その結露しやすい家に自分で寒さ対策をしていくのですが、やり方を間違えるとたくさん結露してしまい建物の木材が腐ったりカビが大量に発生してしまいます。

ですので寒さ対策と同時に、結露に関しても何らかの対策をしなければなりません。

結露対策については別記事で詳しく解説していますので、寒さ対策と合わせてやってみてください。

北海道で賃貸の寒さ対策は暖房費を大幅に節約できる

これまで賃貸で出来る寒さ対策について解説してきましたが、寒さ対策は北海道の冬を暖かく過ごせるだけでなく、暖房費を大幅に節約することが出来るんです。

北海道に住む人も、これから住む人も、冬の暖房費が高くなることをある程度は覚悟していると思います。

北海道の冬にマイナス気温にならない地域はありません。

かなり昔ですが、僕が住んでいる地域では-41℃を記録したことがあるほど寒いのです。バナナどころか鼻水で釘が打てるかもしれません。

そんな北海道の冬に寒さ対策をしなければ、暖房費は莫大にかかってくることでしょう。

寒さ対策をしていなかった知り合いは月に10万円ほど暖房費(電気代)を払っていました。

僕はコンビニ2件分の広さ(40坪)の一軒家に住んでいますが、冬の暖房費が3万円を超えたことがありません。

しっかりと寒さ対策をすることで、北海道の冬でも『心も体も懐もあったかく』暮らすことができます。

自分の家で出来る限りの寒さ対策をやっていきましょう。

暖房費の節約については暖房に関して詳しく解説した記事がたくさんありますので、寒さ対策と合わせてやってみてください。

賃貸で出来る寒さ対策|まとめ

まず北海道の賃貸(アパート)で寒さ対策する時に注意することは、原状回復できるか?ということです。

あまり大掛かりなDIYをしたり結露・カビを放っておくと、原状回復して退去できずに余計な出費やトラブルを招きます。

それを踏まえて、オススメできる賃貸の寒さ対策方法をまとめると以下のようになります。

  • 窓はすき間テープ・プラダン・マジックテープ型ぷちぷち
  • 床はマットやじゅうたん・断熱材とタイルカーペットを敷く
  • 玄関は玄関ドアのすき間と土間冷たさ対策
  • 室内の服装はヒートテックにパーカーとスウェット
  • 布団は暖かいものを購入する
  • 家の空気を循環させる
  • 加湿器や洗濯物の部屋干しで湿度を上げる

これをすべて実行すれば、北海道の冬はあったかく快適に過ごせるはずです。

しっかりと寒さ対策をすることで、冬の期間にかかる暖房費の節約にもつながります。

あなたの北海道ライフが快適なものになることを願っています。

 家の寒さ対策の記事をまとめたページもありますので、北海道の暮らしにお役立てください。

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