「外が寒すぎてエアコンの室外機が凍る・・・。寒い思いをするのはイヤだから何か良い対策方法はないかな?」
そんな疑問に答えていきますね。
この記事を読めばエアコンの室外機が凍る原因や対策・対処法が分かります。
-20℃を下回る北海道の地域に住むアク太です。
なんでエアコンの室外機が凍るの?
凍ったらどうすれば良いか分からないし、何か良い対策方法はないのかな。
室外機が凍る原因は様々です。
誰でもできる対策・対処法を伝えますね。
- エアコンの室外機が凍って困ること
- エアコンの室外機が凍る原因
- 凍ったときの対策・対処法
北海道でエアコンをメイン暖房にしている人にとって、室外機が凍るのは死活問題です。
原因を把握してしっかりと対策していきましょう。
万が一凍ったときの対処法も紹介しますね。
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エアコンの室外機が凍ると起こる影響
まずはエアコンの室外機が凍って起こることについて解説します。
- 運転時の音がうるさくなる
- 暖房が止まる
- 電気代が高くなる
当然ですが、良い影響はありません。
これは室外機が凍っているサインでもあるので、しっかり確認していきましょう。
運転時の音がうるさくなる
1つ目は室外機の運転時の音がうるさくなります。
室外機の内部が凍ることで回っているファンに当たり「カラカラ」という音が鳴るでしょう。
そのような場合は室外機が故障する恐れがあります。
また室外機の音がうるさいと、騒音で近所迷惑にならないか気になって落ち着かないですよね。
もしエアコン暖房を使って室外機の音がうるさい時は、室外機が凍っているかどうか確かめましょう。
暖房が止まる
2つ目はエアコン暖房が止まるということです。
エアコンには凍った室外機を溶かす「霜取り運転」という機能があります。
この霜取り運転中はエアコン暖房が止まるんですよね。
なので室外機が凍ってしまうと、溶けきるまでエアコン暖房は点かないんですよ。
冬にマイナス気温が当たり前の寒冷地では本当に死活問題になりますよね。
エアコン暖房が全然つかないときは、室外機が凍っていることを疑いましょう。
電気代が高くなる
3つ目は電気代が高くなるということです。
室外機が凍ると霜取り運転で溶かすという事を伝えましたが、実は霜取り運転にも電気が使われているんですよね。
なので室外機が完全に凍ってしまうと、常に霜取り運転が作動して電気代が高くなってしまうんですよ。
しかも暖房が点かないので、ただただ凍った室外機を溶かす為だけにです。
冬に「なんか電気代が高いな」と感じたら、エアコンの室外機が凍ってないか確認しましょう。
エアコンの室外機が凍る原因
次はエアコンの室外機が凍る原因について解説していきます。
室外機が凍る原因は大きく分けて3つあります。
1つずつ詳しく解説していきますね。
1.外が寒すぎる
1つ目の原因は外気温が低すぎるということです。
エアコンは暖房運転をしているときに、室内の冷たい空気を外に排出します。
そのため室外機に搭載されている熱交換器がものすごく冷たくなり、外の空気に含まれる水蒸気によって熱交換器が結露するんですよね。
このとき外の気温が寒いと室外機についた結露水が凍ってしまうんです。
これがエアコンの室外機が凍ってしまう主な原因になりますね。
2.一般地用のエアコンを使っている
2つ目は一般地用のエアコンを使っているということです。
一般地用のエアコンは、
- 霜取り運転の能力
- 凍結の対策
などが、そこまで強くありません。
なので北海道の冬の気温だと凍り始めたら霜取り運転が間に合わず、どんどん凍結の範囲が広がっていくんですよね。
そして気付いたら室外機の中はすべて凍っていることでしょう。
一般地用のエアコンが北海道で使えない理由については別記事で詳しく解説しています。
3.フィルター詰まり・積雪
3つ目はフィルターの詰まりや積雪です。
室外機にある熱交換器は、空気の流れが悪くなるとうまく熱交換ができなくなります。
なのでフィルターが詰まっていたり雪に囲まれていると、風が通りにくくなり熱交換器の温度が低くなってしまうんですよね。
このような状態でエアコン暖房を使い続けると、室外機はどんどん凍っていきますよ。
4.冷媒ガスが不足している
4つ目は冷媒ガスが不足しているということです。
もし「1.外が寒すぎる」や「2.一般地用のエアコンを使っている」が当てはまらない場合は、この原因を疑ってください。
冷媒ガスが少なくなると、熱交換が上手くいかず室外機にある熱交換器の温度が低くなります。
そして熱交換器の表面温度が低くなることで、室外機が凍結しやすくなってしまうんですよね。
この状態でエアコン暖房を使い続けると、凍結してできた氷はどんどん大きくなっていきます。
ここまでエアコンの室外機が凍る原因と起こる影響について解説してきました。
次からは室外機の凍結対策と凍ったときの対処法を紹介していきます。
室外機を凍らせないための対策
それでは室外機の凍結対策を紹介してきますね。
それでは1つずつ解説していきますね。
1.防雪フードを付ける
1つ目は防雪フードを付ける対策方法です。
室外機に防雪フードを付けることで、雪が入り込むのを防ぎ凍りづらくなりますよ。
また夏の暑い日でも照り付ける日差しを遮り、冷房効率を高め故障のリスクも下げてくれます。
各メーカーで専用の防雪フードを用意しているので、ネットや家電量販店などで探してみてくださいね。
2.室外機の位置を高くする
2つ目は室外機を高い位置に設置する対策法です。
高い位置に室外機を設置することで、雪に囲まれることがなく凍るリスクが下がりますよ。
室外機の位置を高くする方法は、
- 架台を設置する
- 壁掛けユニットを設置する
の2つがあります。
どちらとも自分でやるのは難しいので、業者に頼んだ方が無難ですね。
3.フィルター掃除・除雪をする
3つ目は室外機フィルターの掃除や周りを除雪する対策法です。
室外機周りの風通しを良くすることで熱交換器が冷たくなるのを防ぎ、凍結しにくくなる効果がありますよ。
除雪ついでに室外機の上に積もった雪も取り除くとさらに効果的です。
4.冷媒ガスを補充する
4つ目はエアコンの冷媒ガスを補充する対策方法です。
1~3の対策をしてもダメなら、この対策をしてみましょう。
エアコンの冷媒ガスを補充することで、熱交換の効率が良くなり室外機が凍りにくくなりますよ。
冷媒ガスの補充はプロに任せましょう。冷媒ガスは引火しやすいので、自分でやらない方が良いですよ。
業者に頼めば、大体15,000円くらいで補充できます。
5.寒冷地仕様のエアコンに変える
5つ目は寒冷地仕様のエアコンに変えるという方法です。
お金はかかりますが、一番簡単で寒い冬を暖かく快適に過ごせる方法ですよ。
寒冷地エアコンは普通のエアコンと比べて、
- 暖房能力が高い
- 霜取り運転能力が高い
- 凍結防止対策がされている
など、室外機が凍結しても部屋の温度が下がりにくいです。
今は北海道でもエアコン暖房だけで冬を過ごす人も増えていますよ。
このブログでは寒冷地エアコンを安く購入する方法や、北海道におすすめのエアコンも紹介しているので参考にしてみてください。
やはり北海道で暖房としてエアコンを使うなら、寒冷地仕様のエアコンにするのが一番ですね。
室外機が凍ったときにやってはいけない対処法
凍った室外機を見ると熱湯をかけて溶かしたくなりますよね。
ですが凍った室外機に熱湯をかけるのは絶対にやめましょう。
何故かというと、急激な温度変化で室外機の部品が壊れてしまうからです。
冷え切った室外機の部品に100℃近いお湯をかけると・・・・、なんとなく想像つきますよね。
しかも北海道の真冬の気温であれば、熱湯をかけてもあっという間に冷えて凍ってしまいます。
なので余計に凍る部分が増えてしまうんですよね。これはぬるま湯でも同じことが言えますよ。
凍った室外機に熱湯をかけることで、
- 室外機の部品が壊れる
- 余計に凍る部分が増える
- 修理が必要になる
ので、絶対にやめましょうね。
それでは室外機が凍ったときの正しい対処法を紹介していきます。
室外機が凍ったときの正しい対処法
室外機が凍ってしまったときの対処法は以下のとおりです。
応急処置的にはなりますが、万が一凍ってしまったときのやってみてくださいね。
1.自分の手で氷を取り除く
1つ目は自分の手で氷を取り除くことです。
目に見えて室外機が凍っている時は、ある程度は自分の手で氷を取り除きましょう。
ただし熱交換器やコンプレッサーなどの部品付近の氷は壊れる可能性があるので、自分の手でも取り除かない方が良いですね。
またドライバーなどの道具も使わない方が良いですね。
2.ドライヤーで凍結部分を溶かす
2つ目は凍っている部分をドライヤーで溶かすことです。
これは時間は掛かりますが一番安全な方法ですね。
目に見える部分(ファンや熱交換器)にドライヤーの暖かい風を当てて溶かしましょう。
室外機を分解してまでやる必要はないです。
「1.自分の手で氷を取り除く」をやった後に、ドライヤーで溶かすと効率的ですよ。
3.冷房運転をする
3つ目は寒いけど我慢して冷房運転をすることです。
これは意外にも効果は高いですよ。
エアコンは暖房運転している時に、室内の冷たい空気を外に出すので室外機の熱交換器が冷たくなります。
逆に冷房運転している時は、室内の暖かい空気を外に出すんですよね。
なので室外機の熱交換器が暖まり、凍った熱交換器が溶けていくんですよ。
エアコンがメイン暖房の人はキツイかもしれませんが、他の暖房機と併用してエアコン暖房を使っている人は是非試してみてくださいね。
室外機を凍りにくくして暖かい冬を過ごそう
この記事では室外機が凍る原因と5つ対策、凍ったときの3つの対処法を紹介してきました。
室外機が凍る原因は、
- 外気温が低すぎる
- 普通のエアコンを使っている
- フィルター詰まり・積雪
- 冷媒ガスが不足している
ということです。
特に北海道などの寒冷地は、室外機が凍ってしまう条件がそろっていますよね。
室外機の凍結対策は5つあって、
- 防雪フードを設置する
- 室外機の位置を高くする
- フィルター掃除・除雪をする
- 冷媒ガスを補充する
- 寒冷地仕様のエアコンを使う
というものです。
この対策をすべてやれば、極寒の北海道の冬でも室外機が凍りにくくなり暖かく過ごせるでしょう。
もし室外機が凍ってしまった場合は、
- 自分の手で氷を取り除く
- ドライヤーで溶かす
- 冷房運転をする
などの対処法があります。
間違っても熱湯やぬるま湯を掛けて溶かそうとしないでくださいね。
凍結しやすくなったり故障の原因にもなりますので。
エアコンの室外機の凍結対策をして、北海道の冬を暖かく過ごしてくださいね。
北海道でエアコン暖房を使うときの疑問をまとめたページもありますので、暖かい暮らしにお役立てください。
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