「エアコン暖房の霜取り運転が終わらない・・・。暖房は出ないのに電気代だけ無駄にかかるのはイヤだ。何か良い対策方法はないのかな?」
そんな疑問に答えていきます。
この記事を読めば霜取り運転が頻発する原因と対策法が分かります。
-20℃を下回る北海道の地域に住むアク太です。
なんでエアコンの霜取り運転が終わらないの?
寒い冬に暖房が止まるのは困るから何か良い対策法が知りたい!
環境によって霜取り運転が頻発する原因は違います。
その対策法も色々あるのでお伝えしましょう!
- 霜取り運転が頻発する原因
- 霜取り運転を少なくする対策法
- 霜取り運転中も暖房が止まらないエアコン
霜取り運転が終わらないと「電気代だけ掛かって暖房はつかない」ということになります。
寒い冬を暖かく豊かに過ごすために、しっかり対策していきましょうね。
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エアコン暖房の霜取り運転とは|頻発する原因を解説
まず簡単に霜取り運転について解説していきますね。
霜取り運転とは、エアコンの室外機にある熱交換器に付いた霜(氷)を解かす機能のことを言います。
- エアコン暖房を使うと室外機の熱交換器がかなり冷たくなる
- 冷たくなった熱交換器が結露して霜(氷)が付く
- 霜(氷)が付くと暖房能力が極端に下がる
なのでエアコンは霜取り運転で熱交換器を暖めて霜(氷)を解かすんですね。
ちなみに霜取り運転中は一時的に暖房が止まるエアコンがほとんどです。
それでは本題に入っていきましょう。
霜取り運転が頻発する原因は以下のとおりです。
1つずつ詳しく解説していきます。
1.外気温が5℃以下になっている
外気温が5℃以下になると霜が付きやすく霜取り運転の頻度は高くなります。
マイナス気温じゃなくても霜は付くんですよね。
もっとも霜が付きやすい環境は「湿度が高く外気温が5℃~-7℃くらい」と言われています。
なので北海道などの寒冷地じゃなくても霜は付いてしまいますよ。
むしろ寒ければ寒いほど外の空気は乾燥するので、-10℃を下回ってくると霜取り運転の頻度は減りますよ。
2.雪が降っている
雪が多いときも霜取り運転の頻度は高くなります。
なぜかというと、降ってきた雪が室外機に付着して凍ってしまうことがあるからです。
そうなるとそこから凍結がどんどん広がっていき、それを溶かすために霜取り運転をする必要が出てくるのですね。
なので雪が降っている時は、霜取り運転が頻発する可能性が高くなるんです。
3.室外機周りの空気の流れが悪い
室外機のフィルター詰まりや、室外機が雪で囲まれてる場合も霜取り運転が頻発する可能性が高いです。
なぜかというと、室外機周りの空気の流れが悪いと熱交換器の表面温度が低くなりやすいからです。
エアコンの室外機の中にある熱交換器は、空気の流れが悪いとうまく熱交換ができなくなるんですよ。
なので室外機のフィルター詰まりや周りの雪を放っておくと、霜取り運転の回数が多くなるんですね。
4.エアコンの設定温度を高くしている
エアコン暖房の設定温度を高くしているのも、霜取り運転が頻発する原因になりますね。
エアコン暖房を使っている時は、室外機を通して冷たい空気を外に排出します。
設定温度を上げれば上げるほど排出する空気は冷たくなり、室外機の熱交換器の温度も低くなりますよね。
そうすると霜(氷)が付きやすくなり霜取り運転の回数や時間が多くなるんです。
ここまで霜取り運転が頻発する原因について解説してきました。
霜取り運転で何回も暖房が止まると「エアコンが壊れたのかな?」と思う人もいるでしょう。
そこで次は霜取り運転中なのかを確認する方法をお伝えします。
霜取り運転中か確認する方法
霜取り運転中なのかを確認する方法は3つあります。
- 運転ランプが点滅している
- 「ぷしゅ~」「ぽこぽこ」「しゃ~」という音がする
- 5~15分で暖房運転が再開する
基本的に大体のエアコンは、霜取り運転をしているときに室内機の「運転ランプ」が点滅します。
メーカーによって点滅するランプが違うこともありますので、説明書やサイトを確認してみてください。
また「エアコンの音」で確認することもできます。
霜取り運転中のエアコンは「ぷしゅ~」「ぽこぽこ」「しゃ~」という音を出すんですよね。
これはエアコンの中にある冷媒が流れる音で、故障ではありません。
あとは暖房運転が止まってから5~15分ほどで運転が再開する場合も霜取り運転の可能性が高いです。
もしこれ以外の状態で暖房が止まるようであれば、故障や室外機が完全に凍り付いている可能性もあります。
故障の場合は業者や大家さんに修理を依頼しましょう。
室外機が完全に凍っている場合は、霜を溶かしきれず霜取り運転が間に合っていない可能性があります。
室外機が凍っているときの対処法や対策法をまとめた記事があるので参考にしてくださいね。
霜取り運転を少なくする5つの対策法とNG対策法
まず始めにやってはいけない霜取り運転対策を紹介します。
- 熱湯をかける
- 霜取りスプレーを使う
熱湯と霜取りスプレーはダメ!
室外機に熱湯をかけると、各部品がマイナス温度と熱湯との温度の差で壊れてしまいます。
しかも外気温がマイナスの場合は熱湯もすぐに凍ってしまい、余計に霜取り運転が多くなる可能性もありますよ。
また霜取りスプレーも使わない方がいいですね。
霜取りスプレーにはガスが含まれていて、強力な電流が流れている室外機に使うと発火する恐れがあります。
なので熱湯をかけたり霜取りスプレーを使うのはやめましょうね。
それではエアコン暖房の霜取り運転を少なくする対策法を5つ紹介します。
1.エアコン暖房の設定温度を下げる
1つ目はエアコン暖房の設定温度を低くするという対策です。
エアコン暖房で設定温度を高くすればするほど、室外機の中にある熱交換器が冷たくなります。
熱交換器が冷たくなれば霜(氷)が付きやすくなり、結果として霜取り運転の頻度が上がってしまうんですよね。
設定温度を少しでも下げることで熱交換器が冷えにくくなり、結果として霜取り運転の回数は減るのです。
なので自分や家族が寒くない程度に設定温度を下げてみてください。
1~2℃くらい下げるだけでも、結構効果はありますよ。
2.室外機のフィルターを掃除する
2つ目は室外機のフィルターを掃除するという対策法です。
室外機周辺の空気の流れが悪いと、熱交換の効率が下がり熱交換器は冷えやすくなります。
フィルターが詰まっていると室外機の空気の流れは悪くなりますよね?
フィルターを掃除することで、空気の流れが良くなり効率的に熱交換器が働くので霜取り運転の頻度が減るんです。
真冬の期間に入る前に掃除すれば充分ですよ。
3.室外機の雪対策をする
3つ目は室外機の雪対策をするということです。
室外機の雪対策の方法は3つあります。
- 室外機を高い位置に設置する
- 防雪フードを設置する
- 室外機周りの除雪をする
室外機を架台の上に設置したり、壁掛けにすることで室外機が雪に囲まれるのを防ぐことができます。
もし架台や壁掛けユニットの設置が難しい場合は、室外機周りの除雪をしっかりしましょう。
また防雪フードを付ければ室外機の中に雪が入り込みにくくなります。
このような雪対策をすれば、霜取り運転の回数は減るでしょう。
4.室外機を日当たりの良い場所に設置する
4つ目は室外機を日当たりの良い場所に設置するという対策法です。
日光の力はかなり強力で、マイナス気温でも室外機に直射日光が当たると霜(氷)を溶かしてくれますよ。
霜取り運転をしなくても自然の力で霜(氷)を溶かしてくれるので省エネですね。
ただし夏に冷房を使うときは逆効果になるので、日よけなどの工夫が必要になります。
5.寒冷地仕様のエアコンに変える
5つ目は寒冷地エアコンに変えるということです。
普通のエアコンを使っている人は、寒冷地仕様のエアコンに変えてしまいましょう。
寒冷地仕様のエアコンは、
- 暖房能力
- 雪対策
- 凍結防止機能
などが普通のエアコンと比べて圧倒的に高いです。
ぶっちゃけ「1~4」の対策をしなくても、寒冷地仕様のエアコンに変えるだけで問題解決と言っても過言ではありません。
そして寒冷地仕様のエアコンの中には霜取り運転中も暖房が止まらない機種もあるんです。
【おすすめ寒冷地エアコン】霜取り運転中も暖房が止まらない
僕がおすすめする寒冷地仕様のエアコンは「三菱電機 ズバ暖 霧ヶ峰」です。
ズバ暖 霧ヶ峰は、霜取り運転中も暖房が止まりません。
室外機の中にある熱交換器が上下に分かれていて、霜取り運転と暖房を交互に行なうので暖房が止まらないんです。
それだけではなく、
- 外気温が-15℃でも60℃の温風が出せる
- センサーを多く搭載している
- メンテナンスがしやすい
- 耐久力が尋常じゃない
など、他の暖房機と比べても充分メイン暖房を張れる寒冷地仕様のエアコンなんですよね。
その他にも北海道の冬におすすめできるエアコンはありますが、「三菱電機 ズバ暖 霧ヶ峰」は群を抜いてますよ。
このブログでは寒冷地エアコンを安く購入する方法や、エアコン暖房の電気代を節約する方法なども紹介しているので参考にしてみてください。
エアコン暖房の霜取り運転を減らして暖かく暮らそう
この記事では霜取り運転が頻発する原因と対策について紹介してきました。
そもそも霜取り運転とは、エアコンの熱交換器についた霜(氷)を解かす機能のことを言います。
霜取り運転が頻発する原因は、
- 外の気温が5℃以下になっている
- 雪が降っている
- 室外機周りの空気の流れが悪い
- エアコンの設定温度が高い
などがあります。
また霜取り運転は、暖房が止まったり変な音が出たりするので故障と勘違いする人も多いです。
運転ランプが点滅したり、5~15分で暖房が再開される場合は故障ではないので安心してくださいね。
次に霜取り運転を少なくする対策法と、やってはいけない対策を紹介しました。
熱湯をかけたり霜取りスプレーをかけるのは絶対にやめましょう。
正しい対策法は、
- エアコンの設定温度を下げる
- 室外機のフィルターを掃除する
- 室外機雪対策をする
- 日当たりの良い場所に室外機を置く
- 寒冷地エアコンに変える
というものです。
また寒冷地仕様のエアコンには、霜取り運転中も暖房が止まらない機種があります。
その中で僕がおすすめするのは「三菱電機 ズバ暖 霧ヶ峰」ですね。
他を圧倒する性能の高さと寒冷地対策がされていますよ。
霜取り運転の頻度を減らして、厳しい寒さの中でもあったかく暮らしてくださいね。
北海道でエアコン暖房を使うときの疑問をまとめたページもありますので、暖かい暮らしにお役立てください。
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