寒冷地エアコンはデメリットだらけ?|普通のエアコンとの違いを徹底解説

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寒冷地エアコンと普通のエアコンどっちにしようかな・・・。買って後悔したくないから先にデメリットは知っておきたいな。」

そんな疑問に答えていきます。

この記事を読めば寒冷地エアコンのメリットとデメリットがわかりますよ。

 

北海道の-20℃を下回る地域にアク太です。

寒冷地エアコンをフル活用して春から冬まで快適に過ごしています。

この記事で分かること
  • 寒冷地エアコンと普通のエアコンの違い
  • 寒冷地エアコンのメリット・デメリット
  • 僕が感じた寒冷地エアコンのデメリット

 

エアコンは高い買い物なので失敗したくないですよね。

転勤ママ

そうそう。買う前に寒冷地エアコンの悪い部分も知っておきたいの。

アク太

ですよね。良い部分だけじゃなくデメリットもお伝えしますよ。

普通のエアコンとの違いや、エアコン暖房のメリット・デメリットもお話しします。

エアコンを選ぶ判断材料にしてくださいね。

 

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目次

寒冷地仕様と普通のエアコンの違い

寒冷地エアコンは北海道のような寒冷地でも問題なく使えるエアコンです。

普通のエアコンを北海道の冬に使うと、

  • 家が全然暖まらない
  • 室外機が凍ってしまう
  • 電気代が高くなる

などの問題が出てくる可能性があります。

しかし寒冷地エアコンは、積雪対策や極寒でも高い暖房能力を発揮できる工夫がされているんですよね。

なので寒冷地エアコンは、冬に-10℃を下回るような地域で広く選ばれているエアコンなんです。

 

それでは詳しく寒冷地エアコンのメリットとデメリットを解説してきますね。

寒冷地エアコンのメリット

まずは寒冷地エアコンのメリットを解説します。

ハッキリ言いますが、普通のエアコンと比べて機能面では良い所しかありませんよ。

1.熱交換器やコンプレッサーが強力で暖房能力が高い

寒冷地エアコンは普通のエアコンと比べて暖房性能が圧倒的に高いです。

寒冷地エアコンの室外機にはとても強力な熱交換器とコンプレッサーが搭載されています。

熱交換器は空気を暖めたり冷やしたりする部分ですね。

寒冷地エアコンの熱交換器は表面積が大きくなっていて、北海道の厳しい寒さの中でも充分な暖房能力を発揮することができるんですよね。

またコンプレッサーはエアコンの心臓とも呼ばれていて、その性能は暖房効率や省エネ性能に直結するんです。

寒冷地エアコンは極寒の寒冷地でも素早く部屋を暖められるように強力なコンプレッサーが使われているんですよ。

このように寒冷地エアコンは強力な熱交換器とコンプレッサーがあり、極寒の北海道でも素早く家を暖めることができるのです。

外気温が-25℃でも問題なく暖房運転できますよ。

2.ドレンパンに凍結防止ヒーターが付いている

寒冷地エアコンの室外機には、ドレンパンに凍結防止ヒーターが付いていて極寒の地でも故障しにくくなっています。

ドレンパンとは、エアコン運転時に発生するドレン水(排水)を集めて外に排出する部分です。

北海道の寒冷地ではマイナス気温になるので、ドレンパンに集められたドレン水が凍ってしまうんですよ。

その凍ったドレン水が室外機の故障に繋がってしまうんですね。

寒冷地仕様のエアコンはドレンパンにヒーターが付いていて、ドレン水が凍るのを防いでくれます。

寒冷地仕様ならではの機能ですね。

3.ファンが回って室外機に雪が入りにくい

寒冷地エアコンの室外機は、運転してない時もファンが回って雪が入りにくくなっています。

たくさん雪が降る寒冷地では、室外機に雪が入り込むことが多いです。

なので寒冷地仕様のエアコンの室外機には、停止時でも定期的にファンを回し雪の侵入を抑える機能が付いているんですね。

この機能はエアコンの暖房効率を上げるのはもちろん、室外機の寿命を延ばす効果もあります。

普通のエアコンには付いてないので、壊れやすく長持ちしませんね。

4.霜取り運転中も家が寒くならない

寒冷地仕様のエアコンは各メーカーで霜取り運転に様々な工夫がされています。

普通のエアコンは霜取り運転中に部屋が寒くなってしまいますが、寒冷地仕様のエアコンは暖房が止まらなかったり室温が下がらないような工夫がされています。

  • 霜取り運転の能力自体が高い
  • 運転時の排熱を霜取り運転に利用する
  • ドレンパンの凍結防止ヒーターと連動する
  • 霜取り運転前に室温を上げる
  • 熱交換機を半分ずつ霜取り運転する
  • 2つの熱交換器を交互に霜取り運転する

これらの工夫によって寒冷地仕様のエアコンは、極寒の寒冷地の中でも高い暖房能力を発揮することができるんですね。

普通のエアコンであれば「ず~っと霜取り運転をして暖房がつかない」なんてこともあり得ますよ。

5.省エネ性能が高く電気代が安い

実は寒冷地エアコンは省エネ性能が高く電気代が安くなります。

寒冷地エアコンの省エネ性能は年々上がり続けていて、今後もどんどん省エネ化は進んでいくでしょう。

特に暖房時にかかる電気代は、普通のエアコンと比べるとかなり安く済みますよ。

また寒冷地エアコンにかかる電気代(暖房費)は、他の暖房器具と比べて一番低いとも言われているんですよね。

「エアコンはランニングコストが高い!」と言われることも多いですが、今では省エネ化が進んでかなり安くなっていますよ。

さらにエアコンにかかる電気代を安くしたい人は、節約方法をまとめた記事がありますので参考にしてみてください。

6.冷房能力も高い

寒冷地エアコンは暖房能力だけでなく、冷房能力もとても高いんですよね。

強力な熱交換器やコンプレッサーを搭載しているので、夏の暑い日でも素早く家の中を冷やしてくれるんです。

近年の北海道の夏は暑い日が続くことが多いので、冷房能力が高いのはとても助かりますよ。

寒冷地エアコンは暖房能力も冷房能力も高いので、1年中快適に過ごせますね。

寒冷地エアコンのデメリット

次に寒冷地エアコンのデメリットを解説します。

寒冷地仕様のエアコンは普通のエアコンよりも性能は高いですが、良い事ばかりじゃありません。

1.値段が高い

寒冷地エアコンは普通のエアコンよりも値段が高いです。

機種やグレードによっても違いますが、大体10~20%くらい高いイメージです。

僕も寒冷地仕様か普通のエアコンにしようか迷っていたんですが、やはり寒冷地エアコンは値段が高いですね。

なるべく安くしたかったのでネットで調べたり家電量販店を回ったりしたのですが、なかなか希望金額で買える場所は見つかりませんでした。

ですが値段が高い分、普通のエアコンと比べて機能面はかなり高くなっています。

自分にとって寒冷地エアコンが必要な場合は、値段が高くなることを考慮しておきましょう。

僕は結果として希望金額を少しオーバーしましたが、普通に買うよりも3万円ほど安く購入・設置することができましたよ。

2.室外機が大きい

寒冷地エアコンの室外機は、普通のエアコンと比べて大きいです。

なので普通のエアコンの室外機よりも広い設置スペースが必要になりますね。

多くの機能が備わっているので、どうしても大きくなってしまうんですよ。

寒冷地仕様のエアコンを購入する時は、室外機の大きさを考慮しておきましょう。

3.室外機周りの除雪が必要になる

寒冷地エアコンは室外機周りの除雪をする必要があります。

室外機が雪で囲まれたり埋まってしまうと、

  • 暖房効率が悪くなる
  • 故障のリスクが上がる

など、良い事がありません。

ただし冬にエアコン暖房を使わない場合は、除雪しなくても大丈夫ですよ。

エアコン暖房を使う場合は、必ず室外機周りの除雪をするようにしましょうね。

4.落雪(雪庇)の対策が必要になる

寒冷地エアコンに限りませんが、室外機に落雪(雪庇)対策をしなければなりません。

エアコンの室外機は基本的に家の側面(屋根の下)に設置されているので、冬になると屋根に積もった雪が落ちてきて室外機が壊れてしまうことがあるんですよね。

なので室外機に屋根などを付ける必要があり、これには2~3万円くらいお金が掛かってしまうんです。

冬にエアコンをメイン暖房にしている人は、室外機が壊れてしまうと死活問題になりますよね。

お金は掛かりますが、室外機の落雪(雪庇)対策は必ず行いましょう。

 

ここまで寒冷地エアコンのメリットとデメリットを解説してきました。

次に北海道で実際に寒冷地エアコンを使っている僕の感想をお伝えしますね。

アク太が感じた寒冷地エアコンのデメリット

北海道で1年中寒冷地エアコンを使っていますが、色々と悪い部分を感じる事があります。

そこで僕が感じた寒冷地エアコンのデメリットもお伝えしますね。

  • 一戸建てだと1台では足りない
  • 他の暖房器具と比べて運転音が大きい
  • メイン暖房にすると空気がかなり乾燥する

寒冷地エアコンは1年中快適な温度で過ごすことができますが、このように気になる部分もあります。

一戸建てだと1台では足りない

僕は2階ての一戸建てに住んでいるのですが、エアコン暖房をメインにするなら1台では足りないと感じます。

本格的な冬が来るまではエアコン暖房だけを使っているのですが、1台だけだと家全体は暖まりません。

なので1階と2階に1台ずつ寒冷地エアコンを設置して使っていますね。

僕はメイン暖房が「都市ガスのセントラルヒーティング」なので2台で済んでますが、一戸建てでエアコンをメイン暖房にするなら2~4台は必要になると思いますよ。

他の暖房器具と比べて運転音が大きい

エアコンは他の暖房器具と比べると運転音が大きいと感じます。

暖かい風を出して家を暖めるので、運転し始めはどうしても「ブワーッ」という音が鳴ってしまいます。

気になって眠れないほどではありませんが、少し気になってしまいますね。

メイン暖房にすると空気がかなり乾燥する

肌寒い時期にメインでエアコン暖房を使っていますが、やはり空気の乾燥が気になります。

もし真冬の寒冷地エアコンをメイン暖房にすると、もっと空気は乾燥してしまうでしょう。

洗濯物の部屋干しや加湿器を併用するなどの対策が必要になると思いますよ。

洗濯物がすぐ乾くというのはメリットになりますけどね。

寒冷地エアコンのメリット・デメリットを知り快適に過ごそう

この記事では寒冷地エアコンのメリット・デメリットについて触れてきました。

寒冷地エアコンのメリットは、

  • 熱交換器やコンプレッサーが強力で暖房能力が高い
  • ドレンパンに凍結防止ヒーターが付いている
  • ファンが回って室外機に雪が入りにくい
  • 霜取り運転中も家が寒くならない
  • 省エネ性能が高く電気代が安い
  • 冷房能力も高い

というものがあります。

極寒の北海道でも問題なくエアコンが使えるような工夫がされているんですね。

 

寒冷地エアコンのデメリットは、

  1. 値段が高い
  2. 室外機が大きい
  3. 室外機周りの除雪が必要になる
  4. 落雪(雪庇)の対策が必要になる

というものがあります。

費用面でのデメリットが多く、能力面では普通のエアコンと比べて悪い事はありません。

 

北海道で1年中寒冷地エアコンを使い倒している僕が感じたデメリットもあります。

  • 一戸建てだと1台では足りない
  • 他の暖房器具と比べて運転音が大きい
  • メイン暖房にすると空気がかなり乾燥する

 

これらのメリット・デメリットを考慮して自分に最適なエアコンを見つけてくださいね。

 北海道でエアコン暖房を使うときの疑問をまとめたページもありますので、暖かい暮らしにお役立てください。

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