- 北海道で木造賃貸を選ぶと冬は寒い?
- 暖房費を考えると選ばない方が良いのかな
- 実際に住んだ人の話が聞きたい!
はじめて北海道で賃貸を探すときに、冬の寒さが心配で「木造はやめた方が良いかな・・・」と思う人は非常に多いです。
僕は北海道内で木造賃貸10戸と鉄筋コンクリート1戸で生活しました。その中で木造を選んで後悔したこともあれば、良かったと思うこともありました。
アク太と同じ失敗はしないで欲しい・・・
そこでこの記事では、はじめて北海道に住む人が賃貸選びで後悔しないよう「寒くない木造賃貸の選び方と木造賃貸が合っている人」をお伝えしていきます。
この記事を読めば、迷わず北海道の賃貸選びを終わらすことができるでしょう。
木造賃貸だから寒いというわけではありません。
家族の状況や環境によっては、木造賃貸の方が鉄筋コンクリートよりも暖かく過ごすことができます。
自分の家庭に木造住宅が合っているか確認してみてくださいね。
▼カンタン・お得に北海道の賃貸物件を探す▼
▼北海道の賃貸選びをまとめた記事はこちら▼
木造賃貸が寒いと言われる原因
木造住宅が寒いと言われる原因は「気密性が高くない」からです。
家の中から空気や熱が家の外に漏れない性能のこと。
気密性が高いほど、隙間が少なく家の中の温度が維持されやすい環境と言える。
木造の建物は鉄筋コンクリートと比べると、隙間ができやすく気密性が低くなる傾向にあります。
隙間があると、そこから外の冷気が家の中に入り、家の中の暖かさが逃げてしまいますよね。
ですので気密性の低い建物は、家の中が寒くなりやすいんです。
このように木造賃貸が寒いと言われる原因は「気密性の低さ」からきているんですね。
だからと言って、すべての木造賃貸が寒いわけではありません。
それどころか家族の生活パターンによっては、鉄筋コンクリートの賃貸より暖かく過ごすことができますよ。
そこで木造賃貸が合っている家庭を紹介していきますね。
北海道で木造賃貸が合っている人
北海道に住むうえで木造賃貸が合っている人は「1日の中で家を空ける時間が長い人」です。
- 共働き夫婦
- 子供が学校に行っている
- 休日は出掛けることが多い
このような家庭は木造賃貸を選んだ方が暖かく過ごせる可能性が高いですよ。
なぜかと言いますと、木造住宅には「冷めるのは早いけど、暖まるのも早い」という特徴があるからです。
木造住宅は鉄筋コンクリートと比べて気密性は低いのですが、断熱性は圧倒的に高いんですよね。
寒い所に木を置いても冷たくならないですからね。
コンクリートは直接触ることができないくらい冷たくなります。
ですので木造住宅は外の気温の影響を受けにくく、暖房をつければ比較的早く家の中が暖まるんです。
すぐに家の中が暖まるので、家を空けているあいだ暖房をつけっぱなしにする必要もありません。
結果的に暖房費も安く済みますよね。
このように木造賃貸は、家を空ける時間が多い家庭にはピッタリなんです。
ちなみに鉄筋コンクリートの建物は「家に人が居る時間が長い家庭」にピッタリですよ。
詳しくは別記事で解説しているので、良かったらどうぞ。
ここまで木造賃貸が合っている人について解説してきましたが、どんな物件でも良いわけではありません。
それに少しでも暖かく、暖房費をかけずに冬を過ごしたいですよね。
そこで寒くない木造賃貸を選ぶポイントについても紹介していきます。
寒くない木造賃貸を選ぶポイント
ここからは北海道で10戸の木造賃貸に住んだ経験を元に、寒くない木造賃貸を選ぶポイントを紹介していきます。
寒くない木造賃貸の選び方は以下のとおりです。
- できるだけ築年数が浅い物件を選ぶ
- 日当たりの良い物件を選ぶ
- 2階より上の部屋を選ぶ
- 中部屋を選ぶ
1. できるだけ新しい物件を選ぶ
1つ目はできるだけ新しい物件を選ぶということです。
木造住宅は古くなればなるほど、気密性が低くなっていくんですよね。
なぜかというと、木材は時間が経つにつれ劣化して変形するからです。
木材が変形すると、建てた時にはなかった隙間ができてしまいますよね。
なので建ててから時間が経っている古い木造住宅は、どうしても気密性が低くなってしまいます。
古めの賃貸は隙間風が気になりましたが、比較的新しい家はまったく気になりませんでした。
このような理由から、新しい木造賃貸を選べば暖かく暮らせる可能性は高いと言えますね。
2. 日当たりの良い物件を選ぶ
2つ目は日当たりの良い物件を選ぶということです。
直射日光は「こたつ1台分」の熱量を持っているので、日当たりが良いだけでかなり暖かく過ごせますよ。
日光の入り方によっては「北海道の冬でも日中は暖房を点けなくても良い」くらい暖かくなります。
僕の知り合いで日当たりが良い家に住み、マイナス気温の日中でも暖房をつけずに過ごしている人もいますよ。
午前も午後も日光が入りやすい南向きの物件がおすすめですね。
南向きの物件がない場合は、東向きか西向きの物件を選びましょう。
3. 2階より上の部屋を選ぶ
3つ目は集合住宅であれば2階以上の物件を選ぶということです。
2階以上の物件は1階よりも暖かく過ごすことができますよ。
なぜかというと、暖められた空気は上に溜まる性質を持っているからです。
2階以上の物件に住むということは、下に誰かが住んでいることが多いですよね。
下に住む人が暖房を使うと、その暖まった空気が上に溜まり、上の部屋を暖めてくれるんです。
なので2階以上の物件は1階よりも暖かくなるんですよね。
僕も2階の木造住宅に住んだときは、石油ファンヒーター1つで乗り切れたときもありました。
このように暖かい部屋に住みたい人は2階以上の物件を選びましょうね。
ちなみに木造賃貸の1階に住んだときの感想を記事にまとめているので、興味がある方はどうぞ。
4. 中部屋を選ぶ
4つ目は集合住宅なら中部屋を選ぶということです。
中部屋とは、両サイドを他の部屋に挟まれている部屋のことですね。
中部屋は角部屋と比べて暖かく過ごすことができます。
なぜかというと中部屋は角部屋と比べて、外気に接する窓と壁が少ないからなんです。
家の中の暖かさの約50%が窓から逃げていきます。また壁からも多くの暖かさが失われていくんですよね。
- 窓に近づくと寒い
- 壁を触るとヒヤッとする
- 窓の建付けが悪く隙間風が入ってくる
そんな経験はないでしょうか?
それだけ窓と壁は家の中を寒くする場所なんですよね。
外気に接する窓と壁が少ない中部屋は、角部屋よりも暖かく過ごせる可能性が高いんです。
ちなみに北海道で角部屋に住んだときの感想も記事にまとめているので、興味がある方はどうぞ。
ここまで寒くない木造賃貸を選ぶポイントについて紹介してきましたが、寒いかどうかは住んでみないと分からない部分もあります。
実際に住んでみて「こんなに寒いなんて・・・」「暖房費が高すぎる!」なんてこともあるでしょう。
そんな時のために賃貸でもできる寒さ対策についても触れておきます。
木造賃貸でできる寒さ対策
木造賃貸でもできる寒さ対策はたくさんあります。
- 窓に寒さ対策をする
- 床の寒さ対策をする
- 玄関の寒さ対策をする
・・・等々
窓は家の中が寒くなる一番の原因になりますので、第一優先で寒さ対策しましょう。
一番おすすめな方法は「プラダン二重窓」を作る事ですね。
この方法は窓の寒さ対策の中でも、一番効果を感じましたね。
また床の寒さ対策も効果的です。
床にじゅうたんやマットを敷いたりするだけでも、かなり暖かさは変わってきますよ。
ただし敷く場所によって、じゅうたんやマットの種類は変えましょう。
キッチンに毛の長いマットを敷くと、掃除が大変になったりしますからね。
そして玄関の寒さ対策は気密性を大きく高めてくれます。
すき間テープで玄関ドアの隙間を塞いだり、ドアポストをテープで塞げば家の暖房効率を上げてくれますよ。
賃貸でもできる寒さ対策については別記事で詳しく解説しているので、良かったら参考にしてくださいね。
自分に合った賃貸を選んで北海道の冬を暖かく過ごそう
北海道で木造賃貸を選んでも良いのかは、住む人の状況や環境によって変わります。
もし家を空ける時間が長いのであれば、鉄筋コンクリートよりも木造賃貸を選んだ方が暖かく過ごせますよ。
しかし、どんな物件でも良いわけではなく、
- なるべく新しい物件
- 日当たりの良い物件
- 2階から上の物件
- 中部屋の物件
などを念頭に置いて物件探しをしましょう。
そうすることで、北海道の冬をより暖かく過ごすことができるでしょう。
この記事が、あなたの北海道での暮らしを豊かにすることを願っております。
北海道での賃貸選びの疑問をまとめたページもありますので、物件選びにお役立てください。
コメント