【油断禁物】北海道でエアコンなしの賃貸はキツイ?|冷房なし生活の感想

当ブログは広告を含みますが、得た収益はより良い情報を発信するため活用させていただきます。
  • URLをコピーしました!
  • 北海道エアコンなし賃貸ってどうなの?
  • 夏は涼しいからいらないんじゃない?
  • 実際に住んでいる人の話が聞きたい!

本州から北海道に引越すとき、賃貸選びで「エアコンはあった方が良いの?」と迷ってしまう人は非常に多いです。

僕は北海道内の4地域・14戸の賃貸物件で生活してきました。エアコンがなくてキツイ思いもしましたし、あっても使わないこともありました。

アク太

エアコンあり物件は家賃が高めなので、使わなかったら損した気分になります・・・。

 

そこでこの記事では、初めて北海道に住む人が賃貸選びで後悔しないよう「エアコンなしでイケる条件」と北海道の夏を冷房なしで生活した感想をお伝えします。

この記事を参考にして北海道の賃貸を選べば、北海道の夏を涼しく快適に過ごすことができますよ。

予算など条件が合うなら、北海道でもエアコンあり物件を選んだ方がいいです。

夏の冷房だけでなく、春先や秋口などの肌寒い時期の暖房として使うとコスパが良いです。

 

▼カンタン・お得に北海道の賃貸物件を探す▼

▼北海道の賃貸選びをまとめた記事はこちら▼

目次

北海道のエアコン設置率は低い

北海道はエアコンの設置率が日本で1番低いです。

2021年にウェザーニュースが10,939人を対象に行なった調査では、北海道のクーラー保有率は「42%」だったそうです。

ちなみに全国平均は93%あり、北海道のエアコン設置率は日本の中で圧倒的に低いんですよね。

参照元URL【ウェザーニュース】:https://weathernews.jp/s/topics/202107/280285/

 

また都市学研究が2021年に行った調査では「札幌の中央区・南区のエアコン設置率が60.1%」だったようです。

その中でも集合住宅(アパート・マンションなど)のエアコン設置率は58%と全国平均から見るとかなり低いんですよね。

参照元URL【J-stage】:https://www.jstage.jst.go.jp/article/hokkaidourbanstudies/60/0/60_1/_pdf/-char/en

 

年々エアコンの設置率は増えているものの、北海道ではまだまだエアコンなしの賃貸物件が多いようです。

アク太

地域にもよりますが、半分はエアコンなしの賃貸物件と考えた方が良いですね。

北海道でエアコンなしの賃貸物件が多い理由

北海道でエアコンなしの賃貸が多い理由は、

  • 夏の期間が短い
  • 本州と比べ気温が低い
  • 雪の影響で室外機が壊れやすい
  • 賃貸オーナーの物件にかかる費用節減

などが考えられます。

北海道は本州と比べて気温が低く、夏の期間が短いです。

実際に2023年に「東京・大阪・名古屋・福岡」で約90日の真夏日を観測したのに対して、北海道の「札幌・旭川・帯広」では約30日と夏の暑さが続く期間が短いんですね。

参照元URL【tenki.jp】:https://tenki.jp/forecaster/

ですので北海道では「エアコンはなくて良い」という文化が根付いています。

 

またエアコンの室外機は屋外に設置するので、

  • 降雪の影響による劣化
  • 屋根からの落雪による破損
  • 防雪対策にかかる初期費用

などの問題が出てきます。

そのため賃貸を所有するオーナーが、初期費用・修繕費用を減らすためにエアコンを設置しないケースが多いんですよね。

アク太

実際に中古アパートを購入した友人が「寒冷地エアコンを設置すると100万くらい掛かるし、壊れることを考えたら損だよ。」と言っていました。

 

このように「エアコンなしの文化」と「賃貸オーナーのコスト削減」が影響しているから、札幌の都心部でも集合住宅のエアコン設置率が58%と低いんですね。

 

そんな北海道で賃貸探しをすると、エアコンなしの物件に入居することをある程度覚悟しなければなりません。

ですが北海道の夏を涼しく過ごせる賃貸に住みたいですよね?

そこでエアコンがなくても北海道の夏を快適に過ごせる賃貸の条件を紹介します。

北海道でエアコンなしの賃貸でもイケる条件

北海道でエアコンなしでも快適に過ごせる条件は以下のとおりです。

  1. 涼しい地域に住む場合
  2. 日が当たらない角部屋
  3. 1階の賃貸物件
  4. 川沿いの建物

それぞれ詳しく解説していきますね。

1. 夏でも涼しい地域に住む場合

北海道の中でも涼しい地域に住む場合は、エアコンなしの賃貸物件でも快適に過ごせるでしょう。

北海道はとてつもなく広いので、夏が暑い地域もあれば涼しく過ごせる地域もあります。

特に海沿いの地域は比較的涼しく過ごすことができます。

北海道の海沿いの地域

・稚内 ・留萌 ・紋別 ・苫小牧 ・根室 ・釧路 ・網走 ・浦川 ・室蘭 ・函館 等々

これらの地域は夏でも30℃を超える日が少なく、エアコンがなくても涼しく過ごせる日が多いですよ。

アク太

稚内に住んだことがありますが「30℃超えたことあったかな?」という感じです。

このように涼しい地域に住む場合はエアコンの有り無しは気にしなくても良いでしょう。

2. 日が当たらない角部屋

日当たりが悪い角部屋は、エアコンなしでも涼しく過ごせる可能性が高いです。

直射日光は「こたつ1台分」の熱量を持っているので、日当たりの良い部屋は室温が上がりやすくなります。

逆をいうと日が当たらない部屋は室温が上がりにくいんですよね。

また角部屋は窓が多くなる傾向があるので、窓を開ければ風通しが良く、冷房しなくても涼しく過ごせます。

建物や木などに囲まれて直射日光が当たらない角部屋は、エアコンなしでも涼しく過ごせることでしょう。

ただし、日当たりが悪い角部屋は「冬になると寒い」です。

北海道での賃貸探しの際は、自分が求める賃貸の条件と照らし合わせながら考えてみてくださいね。

3. 1階の賃貸物件

1階の賃貸物件も、エアコンなしで涼しく過ごせる可能性が高いですね。

なぜかというと「空気の性質」と「日当たり」が関係してくるからです。

空気は暖まると上に溜まり、冷たくなると下に溜まる性質があります。

その性質によって上の階に行けば行くほど室温が高くなり、下の階に行けば行くほど室温は低くなるんですよね。

なので賃貸物件の中でも1階の部屋は一番涼しいんです。

また1階の部屋は低い位置にあるため、2階以上の部屋よりも日光が遮(さえぎ)られやすいです。

「日光=こたつ1台分のパワー」なので、日光が当たりやすい2階以上の部屋と比べて1階は涼しくなりやすいんですね。

アク太

実際に僕が賃貸の1階に住んだときも、エアコン冷房を使う機会が少なかったですね。

このように1階の賃貸物件は2階以上の部屋よりも涼しく過ごせますよ。

 

ですが賃貸の1階も「冬になると寒い」んですよね。

こちらもメリットとデメリットを見比べながら検討するようにしましょう。

4. 川沿いの建物

川沿いに建つ賃貸物件も、エアコンなしで涼しく過ごせる可能性が高いです。

理由は以下のとおりです。

  • 川の水の気化熱で空気が冷える
  • 遮るものがないから風通しが良い
  • 河川敷の植物の気化熱で空気が冷える

川沿いに建つ賃貸物件は、川の水や植物の気化熱によって空気が冷やされるので、他の物件と比べて涼しく過ごせます。

また周りを遮る建物がないので風通しが良く、窓を開ければ川の水や植物によって冷やされた空気が部屋に入り込みます。

アク太

1度だけ川沿いに住んだことがありますが、暑い日でも窓を開ければ涼しい空気が入ってきます。

川沿いの建物は他の物件と比べて、北海道の夏を涼しく快適に過ごせるでしょう。

 

しかし川沿いの建物も「冬になると寒い」ので、その辺を考慮して物件を選んでくださいね。

北海道をエアコンなしで過ごした感想

僕は自分で生活するようになってから、北海道で9戸のエアコンなし賃貸に住みました。

その生活の中で感じたのは「北海道の賃貸もエアコンがあった方が良い」ということです。

そう感じた理由は、

  • 雪が降らない時期の暖房として優秀
  • 年々北海道全体の気温が高くなってきている
  • 暑い時期が2週間と言われていたのが今では「1ヶ月」

などがあります。

まずエアコンは北海道の肌寒い春先や秋口の暖房として、メチャクチャ使い勝手が良いです。

すぐに家が暖まるし、少し使うだけだったら電気代も全然気になりません。

我が家でも毎年、冷暖房でフル回転してくれていますよ。

 

そして、ここ10年くらいの北海道は年々気温が高くなってきていることを実感しています。

3年前にエアコンなしの賃貸に住んでいたのですが、最高気温30℃越えの日が3週間続きました。

アク太

その3週間で一番暑い日は38.5℃でした。
よくエアコンなしで耐え抜いたな・・・。

もちろん地域によって違いますが、さすがにその時期は最北端の稚内も30℃を超えが何日かありましたね。

 

また「北海道の暑い時期は2週間だ」と言われていましたが、今ではもう「1ヶ月」と考えた方が良いでしょう。

2023年北海道の「札幌・旭川・帯広」では、30日以上の真夏日(30℃越え)を記録しています。

参照元URL【tenki.jp】:https://tenki.jp/forecaster/hmochida/2024/02/20/27567.html

さすがに1ヶ月30℃越えの日が続くと、本州の人でもエアコンなしはキツイと思います。

 

このように僕は、北海道ではエアコンがないと快適に過ごすことはできないと実体験を元に感じています。

あくまでも個人的な意見ですが、北海道の賃貸探しの参考にしてくださいね。

北海道でエアコンがある賃貸を選んで快適に過ごそう

北海道でも、できるだけエアコンがある賃貸物件を選びましょう。

とはいえエアコン設置率の低い北海道では、エアコンなしの賃貸物件に入居することをある程度覚悟しなければなりません。

そこで北海道の夏にエアコンがなくても涼しく過ごせる賃貸の条件をお伝えしました。

  • 涼しい地域に住む場合
  • 日が当たらない角部屋
  • 1階の賃貸物件
  • 川沿いの建物

これらの条件に当てはまる賃貸物件は、エアコンがなくても涼しく過ごせる可能性は高いですよ。

その代わり、他の条件の賃貸物件よりも冬が寒くなることを念頭に置いておきましょう。

 

実体験を元に僕が感じたのは「エアコンがあれば北海道でも年中快適に過ごせる」ということです。

北海道の夏は年々気温が高くなってきていますし、エアコンは冬本番に入る前や終わった後の肌寒い時期の暖房としても優秀です。

できるだけエアコンがある賃貸物件を選んで、北海道で快適な毎日を過ごしてくださいね。

 北海道での賃貸選びの疑問をまとめたページもありますので、物件選びにお役立てください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

北海道に住む予定の人にシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次