「冬になると床が冷たい!」・・・長い時間、足が直接触れる部分なので、床の冷たさに悩んでいる人も多いはずです。
もし簡単なDIYで、床を暖かくすることができたらやってみたくないですか?
そこでこの記事では、北海道の16戸の家で寒さ対策をしてきた僕が「手軽にできて効果を感じた床の寒さ対策DIY」を紹介しています。
賃貸でもできるので、多くの人の役に立つDIYだと思います。
これから北海道に住む予定の冷え性の方には必見情報ですよ。
床の寒さ対策DIYはコレ1つで十分「プラダン断熱床」
それでは早速、僕がおすすめする床の寒さ対策DIYを紹介していきますね。
このDIYの方法は「プラダン断熱床」とでも名付けておきましょう。
実際にやってみると、床の冷たさや冷気を全く感じなくなりますよ。
まずはDIYに必要な道具と材料を確認していきましょう。
- メジャー
- カッター
- マジック
- 長い定規(のようなもの)
- プラスチックダンボール(以下プラダン)
- 養生テープ
- 両面テープ
- カーペットテープ(ポリプロピレンOKの物)
- じゅうたんorカーペット
それではDIYの方法を順番に解説していきますね。
1.DIYする床のサイズを測る
まずは寒さ対策する床の面積をメジャーで測りましょう。
はじめに床の面積を測っておくことで、必要な材料の数が分かります。
僕が住んでいる家の6畳の部屋を例にして考えてみましょう。
部屋は四角形になっていて「縦が349cm」で「横が258cm」でした。
次に、この部屋の大きさに合わせて材料を購入していきます。
2.材料を購入する
それでは材料を近くのホームセンターで購入していきましょう。
まずはプラダンです。
プラダンは4mm厚の物を選びましょう。
そして部屋の大きさ、「縦が349cm」「横が258cm」に合わせて必要枚数を購入します。
基本的にプラダンは「180cm×90cm」で販売されているので、
- 縦は349÷180=1.938・・・なので2枚あれば間に合う
- 横は258÷90=2.866・・・なので3枚あれば間に合う
という計算になります。
縦×横が必要枚数になりますので「2枚×3枚=6枚」となり、プラダンの必要枚数は6枚となります。
次に「養生テープと両面テープとカーペットテープ」です。
こちらも必要なテープの長さを計算していきましょう。
養生テープと両面テープの計算式は「縦×3」と「横×4」です。
部屋の大きさが「縦が349cm」「横が258cm」であれば、
- 縦は349×3=1,047cm
- 横は258×4=1,032cm
となり2,079cmのテープが必要になりますね。
失敗することも考えて2,500cm(25m)の物を購入すると良いです。
カーペットテープはポリプロピレン(プラスチック)でできているプラダンにも使える物を選びましょう。
一枚物のじゅうたんやカーペットなら、養生テープと両面テープと同じ長さがあれば充分です。
タイルカーペットを使う場合は、タイルカーペットの枚数に応じて変わってくるので自分で計算してみましょう。
タイルカーペットの枚数×一辺の長さ×4の長さがあれば充分間に合いますよ。
あとは床の寒さ対策DIYをする部屋に合った「じゅうたんorカーペット」を用意しましょう。
ちなみに「床の寒さ対策で、場所別に合っているじゅうたんやカーペットを紹介した記事」もありますので参考にしてください。
次にプラダンを部屋の大きさに合わせてカットしてきましょう。
3.プラダンをカットする
それでは、このDIYの中で一番大切な工程である「プラダンのカット」していきましょう。
- プラダンを部屋に仮置きする
- プラダンが余る部分に印を付ける
- 印に合わせてプラダンをカットする
まずはプラダンを部屋の床に仮置きしてください。
すると、プラダンが余る部分が出てくると思います。
さらに家の建材が出っ張っている部分もあるはずです。
その余る部分や出っ張っている部分に、マジックで印を付けてカットしていきましょう。
出っ張っている部分は、プラダンが収まれば問題ないので、ざっくりカットして大丈夫です。
プラダンが余る部分のカットは、長い定規(のようなもの)を添えて、なるべく正確にカットしてきましょう。
そしてカットし終えたら、次は養生テープを床に貼っていきます。
4.養生テープと両面テープを床に貼りプラダンをくっつける
それでは次に養生テープを両面テープを床に貼りプラダンをくっつけていきます。
- 部屋の外周(外辺)の床に養生テープを貼る
- プラダンの切れ目になる部分の床に養生テープを貼る
- 床に貼り付けた養生テープの上に両面テープを貼る
- プラダンを両面テープにくっつける
まず部屋の外周(外辺)に養生テープを貼りましょう。
次にプラダンの切れ目になる部分にも貼っていきます。
このとき、カットしたプラダンを添えながら貼るとズレずに貼ることができますよ。
プラダンの切れ目になる部分の養生テープは、プラダン同士が半分ずつ重なるように貼りましょう。
そして貼り終えたら、養生テープの上に両面テープを貼ります。
そして部屋の大きさに合わせてカットしたプラダンと、両面テープをくっつけます。
このときカットしていないプラダンから貼ると効率が良いです。
万が一、カットしたプラダンの大きさが合わなかったら、修正しやすいですからね。
次は最後の工程、じゅうたんorカーペットをプラダンにくっつけます。
5.じゅうたんorカーペットとプラダンをカーペットテープでくっつけて完成
それでは最後にじゅうたんやカーペットをカーペットテープでプラダンにくっつけます。
このとき効率的なやり方は、
- プラダンにカーペットテープをくっつける
- じゅうたんorカーペットをプラダンの上に敷く
- カーペットテープが付いてる部分を圧着させる
という順番でやると簡単にできますよ。
カーペットテープは「部屋の外周(外辺)」と「プラダンの切れ目になる部分」に貼るのが良いですね。
このように貼ることで、床からの冷気が漏れてくる隙間がなくなるので。
そしてその上からじゅうたんやカーペットを敷きます。
このときじゅうたんやカーペットを丸めた状態で、部屋の端のカーペットテープにくっつけてから広げるように敷きましょう。
最後はカーペットテープが付いている部分とmじゅうたんやカーペットを圧着していきます。
丸い瓶のようなものがあれば圧着しやすいですよ。
そのあと、じゅうたんやカーペットがズレなければ「プラダン断熱床」の完成です。
このプラダン断熱床は6畳の部屋で、金額が「約8,000円」、時間が「約30分」程でできます。
リフォームができない賃貸では、このようにDIYで寒さ対策するしかありません。
賃貸に住んでいて、床の冷たさに悩んでいる人は是非試してみてくださいね。
持ち家なら床の断熱リフォームも検討しよう
もし住んでいるのが持ち家なら、床の断熱リフォームもおすすめです。
この記事で紹介したプラダン断熱床よりも費用が掛かりますが、
- じゅうたんorカーペットを敷かなくても良い
- 永続的に家の床が暖かくなる
- 家自体の断熱性が高まる
などのメリットもあります。
それでも「あまり大きな費用は掛けたくないな~」という人は多いと思いますが、今なら断熱リフォームをすると国から補助がありますよ。
床の断熱リフォームをしてしまえば、そもそも床の寒さ対策をする必要はありません。
さらに長く住み続けるのであれば、暖房費が安くなり将来的にお得になることも考えられます。
ちなみに僕は2022年に断熱性にこだわった家を建てましたが、-20℃を下回るような冬でも床が冷たいと思った事は一度もありません。
今現在、床の断熱リフォームをすれば、同じくらい床が暖かくなると思いますよ。
賃貸でもできる床のDIYであったかく過ごそう
この記事では、僕が北海道の家で実践した床の寒さ対策DIYの方法を解説してきました。
北海道の冬はとても寒いので、床がかなり冷たくなります。
特に古い家は断熱材は入っていなかったりするので、床が氷のように冷たくなることでしょう。
僕が紹介した「プラダン断熱床」は、そんな北海道の冬や古い家でも、床が冷たくならないDIYです。
賃貸に住んでいたり、費用の関係でリフォームができない人は是非試してみてください。
また、持ち家で費用が掛けられる人は床の断熱リフォームをするものおすすめです。
今なら国の補助もありますし、一度やってしまえば床の寒さ対策のことを考えなくても良いですよ。
自分の環境や状況に合った床の寒さ対策をして、寒さの厳しい冬をあったかく過ごしてくださいね。
家の寒さ対策の記事をまとめたページもありますので、北海道の暮らしにお役立てください。
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