「北海道ではエアコンと灯油ストーブ、暖房費はどっちが安いんだろう・・・?できるだけ暖房費は安くて暖かい方が良いな。」
そんな疑問に答えていきます。
この記事を読めばエアコンと灯油ストーブのどっちが自分に合っている暖房か分かります。
北海道の4地域・16戸の家に住んだアク太です。
結論を言うとエアコンと灯油ストーブは暖房費に大きい差はありません。
- エアコンと灯油ストーブどっちが安いか
- エアコンのメリット・デメリット
- 灯油ストーブのメリット・デメリット
灯油ストーブは昔から北海道のメイン暖房として親しまれています。
一方、近年の寒冷地エアコンは北海道でも充分メイン暖房を張れるようになりました。
なのでそれぞれのメリット・デメリットを見て、自分に合ったほうを選びましょう。
▼おすすめの寒冷地エアコンはコチラ▼
▼電力会社変更でカンタン節約▼
【北海道】エアコンと灯油ストーブにかかる暖房費を比較
それでは早速エアコンと灯油ストーブの1カ月当たりの暖房費を比較していきましょう。
比較するうえでの条件はこれです。
環境や使用状況によって暖房費に差は出るので、参考として見ていただければと思います。
まずはエアコンから見ていきましょう。
エアコンにかかる暖房費
それではエアコン暖房にかかる電気代を計算していきます。
この計算は北海道で一番使われている電力会社「ほくでんの従量電灯Bを基準」にして計算している事を念頭においてくださいね。
結果を先に言うと「26,065円」でした。
ただし電力会社によって、エアコン暖房にかかる電気代は大きな差が出ます。
ちなみに僕が使っている電力会社であれば「17,552円」で済みますよ。(詳しくはエアコンのメリットでお伝えします)
まず三菱電機 ズバ暖霧ヶ峰 VXVシリーズ18畳用の暖房時の消費エネルギーは「1時間当たり2.0475キロワット」です。
1日10時間使用するので、1ヶ月30日と計算して「合計300時間」使うことになりますね。
ということは「2.0475(kWh)×300(時間)」で月に614.25キロワットの電気を使うことになります。
ほくでんの電気代の単価で行くと、
- 最初の120キロワットまでは「35.35円」
- 120キロワットを超えて280キロワットまでが「41.64円」
- 280キロワットからは「45.36円」
となります。
これらの数字を計算式に当てはめていきましょう。
- 最初の120キロワットまでの電気代:120(kWh)×35.35円=4,242円
- 120キロワットを超えて280キロワットまでの電気代:(120(kWh)-280(kWh))×41.64円=6,662.4円
- 280キロワット以降の電気代:(614.25(kWh)-280(kWh))×45.36円 =15,161.58
これらを足すと=26,065円となりました。
実際はエアコン以外の家電も電気を消費するので、1つの目安として考えてくださいね。
灯油ストーブにかかる暖房費
次は灯油ストーブにかかる灯油代を計算していきます。
結果を先に言うと「17,879円」でした。
ただし灯油価格の変動によっても変わってきますし、北海道の地域によって灯油の価格は大きく変わってくるんですよね。
またこの他に多少なりとも電気代が掛かります。
その部分は念頭においてくださいね。
まずコロナ FF式輻射 アグレシオ18畳用の消費エネルギーは「1時間当たり0.4885リットル」です。
1日10時間使用するので、1ヶ月30日と計算して「合計300時間」使うことになりますね。
ということは「0.4885(リットル)×300(時間)」で月に146.55リットルの灯油を使うことになります。
エネピ調べの北海道の灯油単価で行くと「1リットル当たり122円(配達)」
これを計算すると「146.55(リットル)×122円=17,879円」となりますね。
給湯も灯油が熱源になっている場合もあるので、こちらも1つの目安として考えてくださいね。
結論:そこまで変わらない
結果として、エアコンも灯油ストーブもあまり暖房費の金額に差はありませんでした。
- エアコンは「17,552円(ほくでんは26,065円)」
- FF式灯油ストーブは「17,879円」
こうなるとエアコンと灯油ストーブのどっちが自分に合っているかが重要になってきますね。
エアコンと灯油ストーブの違い
エアコンにはエアコンの良いところがありますし、灯油ストーブには灯油ストーブの良いところがあります。
エアコンと灯油ストーブのメリット・デメリットを知って、どっちが自分に合っているか考えましょう。
まずはエアコンの特徴について解説しますね。
エアコンの特徴
まずはエアコンのデメリットを見ていきましょう。
エアコンのデメリット
エアコンのデメリットは以下のとおりです。
- 雪対策が必要になる
- 空気が乾燥しやすくなる
エアコンには室外機があるので、雪の降る北海道では室外機が埋まらないように注意する必要があるんですよね。
室外機が雪で埋まってしまうと、暖房性能が落ちたり故障の原因にもなり得ます。
またエアコン暖房は空気が乾燥しやすくなるのもデメリットですね。
あまりにも乾燥するようであれば、洗濯物の部屋干しや加湿器を使う必要も出てくるかもしれません。
エアコンのメリット
エアコンのメリットは以下のとおりです。
- 安全性が高い
- 場所を取らない
- 空気が綺麗になる
- 給油する必要がない
- 夏に冷房としても使える
- 電力会社を変えれば暖房費が安くなる
エアコンは他の暖房を比べて、火災が起こりにくく安全性がとても高いです。
また家の中の壁に設置するため場所も取りませんし、給油をする必要がないので手間も掛かりません。
暖房だけではなく夏の暑い日には冷房として使うこともできるし、空気清浄機能が付いているので暖房しているときも空気は綺麗になりますよ。
そして一番のメリットは、電力会社を変えればかなり暖房費が安くなるというところですね。
北海道ではほくでんを使っている人がほとんどですが、エアコンと灯油ストーブにかかる暖房費を比較でもお伝えしたとおり電力会社を変えるとかなり電気代が安くなります。
- ほくでん→26,065円
- 僕が使う電力会社→17,552円
その差は約1万円ほどあるんですよね。
なので北海道に転勤や移住で、エアコン暖房の物件に引越ししてきたらまずは電力会社を変えましょう。
僕はエネチェンジという電力会社比較サイトを使って、今の電力会社と契約しました。
灯油ストーブの特徴
次に灯油ストーブの特徴を見ていきましょう。
まずは灯油ストーブのデメリットからです。
灯油ストーブのデメリット
灯油ストーブのデメリットは以下のとおりです。
- 場所を取る
- 給油する必要がある
- 触ると火傷する
まず灯油ストーブは床に置いて設置するので、家の中の場所を取ります。
なのでオフシーズンになると結構邪魔になりますよ。
また灯油タンクが空になったら給油の必要があり、手間が掛かってしまうんですよね。
定期的に灯油業者に配達を頼めば問題ありませんが、灯油代が少し高くなります。
そして一番のデメリットは触ると火傷するということです。
これは特に小さいお子さんが居るご家庭は厄介ですよね。
「子供が触らないように」と気を使うことになるでしょう。
灯油ストーブのメリット
灯油ストーブのメリットは以下のとおりです。
- 音が静か
- 暖房能力が高い
- 空気が汚れない
- 外の雪を気にする必要がない
灯油ストーブはとても音が静かなのに暖房能力がかなり高いです。
特にFF式輻射ストーブは遠赤外線の力で床や壁なども暖まり、家全体が暖かくなる感覚ですよ。
また外の空気を使って燃焼し外に排気するので、家の中の空気が汚れないんです。
そしてエアコンと違って、外の雪を気にする必要がありません。
煙突が雪に埋めれていたら問題ですが、雪に埋もれるような高さに煙突を設置しないので安心してください。
エアコンと灯油ストーブどっちを選ぶか
「で、結局どっちを選べば良いの?」ってなる人が多いと思います。
そこで、
- エアコンが合う人はどんな人か
- 灯油ストーブが合う人はどんな人か
をお伝えしていきますね。
エアコンがあっている人
エアコンが合っている人はこんな人です。
- 暑さに弱い人
- 小さいお子さんが居る人
- 電力会社を変えることが面倒じゃない人
エアコンは夏の冷房としても使えるので「暑さに弱い人」に合っています。
暖房のオフシーズンでも冷房として使えるのは、温暖化の影響で夏が暑くなってきている北海道にはとてもありがたいですね。
また安全性が高く空気をキレイにしてくれるエアコンは「小さいお子さんが居る家庭」にとってもありがたい暖房です。
赤ちゃんがいるご家庭は空気の汚れについて敏感になりますし、お子さんが歩けるようになっても暖房機に触って火傷することもありません。
そして電力会社を変えることに抵抗がない人も合っていますね。
エアコン暖房は電力会社を変えれば、北海道で使われている暖房の中でもトップクラスに安くなりますよ。
ちなみに寒冷地エアコンの暖房について詳しくまとめた記事もありますので、よかったら参考にしてくださいね。
▼エアコン暖房まとめ▼
灯油ストーブがあっている人
灯油ストーブが合っている人はこんな人です。
- 乾燥に弱い人
- 身体が冷えやすい人
- お子さんが物が分かる歳になった人
灯油ストーブはエアコンと比べると乾燥しにくい暖房なので、お肌が乾燥に弱い人には合っています。
また身体が冷えやすい人は、FF式輻射ストーブの遠赤外線の力で身体を芯から暖めてくれますよ。
そしてある程度の物事を判断できる年齢のお子さんが居る人にもオススメです。
ランニングコストも安く暖房能力の高い灯油ストーブは、火傷さえしなければメリットがデカいですからね。
エアコン・灯油ストーブを比較して自分に合った方を選ぼう
この記事ではエアコンと灯油ストーブの暖房費の比較と、それぞれのメリット・デメリットを紹介してきました。
エアコンと灯油ストーブの暖房費を比較した結果、暖房費に大きな差はないということが分かりました。
しかしほくでんを契約している人は、エアコンの暖房費の方がかなり高くなります。
エアコンのデメリットは、
- 雪対策が必要になる
- 空気が乾燥しやすくなる
というもので、室外機周りの除雪や加湿器の併用が必要になります。
逆にメリットは、
- 安全性が高い
- 場所を取らない
- 空気が綺麗になる
- 給油する必要がない
- 夏に冷房としても使える
- 電力会社を変えれば暖房費が安くなる
というものになります。
電力会社を変えるのに抵抗がない人は、エアコンを選ぶのも1つですよ。
また灯油ストーブのデメリットは、
- 場所を取る
- 給油する必要がある
- 触ると火傷する
というもので、オフシーズンになればお荷物になりますし、小さいお子さんが居るご家庭だと火傷の危険性もあります。
逆にメリットは、
- 音が静か
- 暖房能力が高い
- 空気が汚れない
- 外の雪を気にする必要がない
というもので、暖房能力はエアコンよりも高く暖まりやすいでしょう。
これらのメリット・デメリットを見ていくと、どっちを選べば良いか見えてきます。
- 暑さに弱い人
- 小さいお子さんが居る人
- 電力会社を変えることが面倒じゃない人
- 乾燥に弱い人
- 身体が冷えやすい人
- お子さんが物が分かる歳になった人
自分に合った方を選んで北海道の冬をあったかく豊かに過ごしてくださいね。
▼おすすめの寒冷地エアコンはコチラ▼
▼電力会社変更でカンタン節約▼
コメント