【24時間換気で家が寒い!!】換気口に効果的な寒さ対策を徹底解説

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換気口から寒い空気が入ってきて家が暖まらない」・・・そんな経験はないでしょうか?

寒さの厳しい北海道だと何の寒さ対策もしなければ、換気口や24時間換気システムからの冷気で家全体が冷え切ってしまんですよね。

ですが「24時間換気や換気口の寒さ対策ってどうやればいいの?」という人も少なくないはずです。

安心してください。

北海道の16戸の家で寒さ対策をしてきた僕が、手軽にできる対策から高い効果が得られる対策まで紹介してきますね。

この記事で分かること
  • 換気口や24時間換気の寒さ対策方法
  • 換気口や24時間換気を閉じては(止めては)いけない理由

あったかい冬を過ごすためにぜひ試してみてくださいね。

 

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目次

換気口・24時間換気システムの寒さ対策7選

それでは早速、換気口と24時間換気システムの寒さ対策の方法について解説していきますね。

対策しやすい順番に紹介していくので、上から順番にやってみてください。

1.一時的に閉める(止める)

1つ目は、換気口や24時間換気を一時的に閉める(止める)ということです。

換気口からの冷気で家が全然暖まらないときは、一時的に閉め(止め)てしまいましょう。

本来、換気口や24時間換気は閉めてしまうのは良くありません。
換気口を閉め切ってはいけない理由は後ほど説明しています。

しかし、あまりにも寒く家が暖まらない場合は、暖まるまで閉めたほうが良い場合もあります。

ただし家が暖まったらすぐに、換気口や24時間換気は開ける(動かす)ようにしましょう。

一度家の中が暖まってしまえば、そうそう寒くはなりません。

2.開き具合・風量を調節する

2つ目は、換気口の開き具合・24時間換気の風量を調節するということです。

換気口は開き具合を調節することで、家の中に入ってくる冷気を減らすことができるんですよね。

家の中の空気を入れたり出したりするため(給排気のため)に換気口は作られています。

その換気口を開けば開くほど外から家の中に入ってくる空気が増え、閉めれば閉めるほど外から家の中に入ってくる空気が減るようになっています。

なので、換気口の閉め具合を調節することで、家の中に入ってくる冬場の冷気の量を減らすことができるんですね。

 

また24時間期換気は、家の中に入れる空気の量(給気量)と、家の空気を外に出す量(排気量)を調節できるタイプがあります。

自宅で使っている24時間換気が給気量や排気量を調節できるタイプだった場合は、風量を少なくして使ってみてくださいね。

そうすることで家の中に入ってくる冷気が減ると同時に、家の中で暖めた空気が外に逃げていくのを減らすことができますよ。

3.一部の換気口・24時間換気を閉める(止める)

3つ目は、何か所か換気口や24時間換気を閉める(止める)ということです。

一部だけを閉め(止め)ることで、家の中の換気を完全に止めることなく、家の中に入ってくる冷気を減らすことができますよね。

では、どこの換気口や24時間換気を閉める(止める)のが効果的か・・・?

それは「人が長い時間いる部屋」です。

例えばこんな部屋
  • リビングのソファの近くにある換気口
  • 寝室のベッドの上にある換気口
  • う〇こが長い人はトイレの換気口

・・・等々

自分の環境に合わせて、換気口や24時間換気を閉める(止める)場所を決めてみましょう。

4.カバー(フィルター)を設置する

4つ目は、カバー(フィルター)を換気口に設置するということです。

換気口にカバー(フィルター)を設置することで、換気口から入ってくる冷気を減らすことができますよ。

僕がおすすめしたい換気口カバーは「ポレット」です。

 

こちらの換気口カバーは、賃貸でも使えますし設置の方法がカンタンです。

また断熱材も入っていて、寒さ対策にはピッタリの換気口カバーです。

ネットショップや家電量販店で、いろんな種類の換気口カバーがあるので、自宅の換気口に合ったものを選んでみてくださいね。

5.換気口・24時間換気の清掃をする

5つ目は、換気口・24時間換気の清掃をするということです。

換気口にほこり等の汚れが溜まってしまうと、24時間換気が上手く機能しなくなり、家の中が寒くなってしまう場合があるんですよね。

24時間換気システムが上手く機能しなくなると、家全体の温度を保ちにくくなることがあるんです。

特に24時間換気システムが「熱交換型換気」だった場合、清掃せずに汚れてしまうと家に入ってくる空気(給気)が冷たくなることがあるんですよね。

ですので、換気口・24時間換気システムは定期的に清掃・メンテナンスしましょう。

6.換気口の外側(屋外)にカバーを付ける

6つ目は、換気口の外側(屋外)にカバーをつけるということです。

もし自宅の換気口の外側にカバーが付いていない場合は、そこに風が当たり家の中に冷気が侵入してきている可能性が高いんですよね。

換気口の外側にカバーを付けることで風が当たるのを防ぎ、直接家の中に入ってくる冷気を防ぐことができます。

ただし、カバーを自分で取り付けるのはオススメしません。

上手くやらないと家の中に雨水が侵入してきたりして、家が傷んでしまう可能性があるからです。

この寒さ対策を行なう場合は、自分でやらずに業者にお願いするようにしましょうね。

賃貸の場合は、大家さんに相談してみてください。

7.寒さに強い換気口・熱交換換気システムに変える

7つ目は、寒さに強い換気口・熱交換換気システムに変えるということです。

家の換気口が古くて、寒さ対策をしても寒かったり、開き具合が調節できなかったりする場合は、寒さに強い換気口に取り換えるのも一つの方法ですよ。

僕がおすすめしている換気口は「グッドマン換気口」です。

このグッドマン換気口は、電力を使わずに自然に給排気できるのでランニングコストが掛かりません。

そして給気(外から空気を屋内に入れる)のときに、家の中の暖かい空気と外の冷たい空気を混じり合わせることで、換気による寒さを減らしてくれます。

ランニングコストが掛からず、空気などの原理を生かした換気口なので、大きな暖房費が掛かる北海道にはおすすめの換気口ですね。

 

また、換気口を変えるのであれば「熱交換換気システム」を導入するのもおすすめです。

熱交換換気システムとは「外の新鮮な空気と家の中の空気の熱を交換して給排気する換気システム」のことを言います。

家の中の暖かい空気の熱を溜めておいて(排気時に)、外の冷たい空気を取り入れるとき(給気時)に溜めた熱で暖めてから室内に入れる仕組みなんですよね。

この仕組みによって換気するときの寒さが圧倒的に減るので、換気口の寒さ対策としては一番効果を実感することができるでしょう。

ちなみに、僕の家も熱交換換気システムを使っていますよ。

-20℃を下回る日でも、換気口からの寒さはそんなに気になりません。

換気口を変えるのにお金はかかりますが、寒さ対策の効果はかなり高いので、余裕のある人は検討するのも一つだと思いますよ。

 

ここまで換気口の寒さ対策について解説してきました。

その中で「そもそも換気口を閉めちゃえば寒くないんじゃない?」と思った人もいるはずです。

しかし、換気口を閉めきるのはやめてください。

その理由を解説しますね。

換気口を閉めきってはいけない理由

換気口を閉めきってしまうと、いろんな問題が出てきます。

これらの問題を防ぐために、建築基準法によって24時間換気の導入が義務化されているんですよね。 
参照元【国土交通省】:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/sickhouse.files/sickhouse_1.pdf

それでは、換気口を閉めきってはいけない理由を解説してきます。

結露・カビが発生しやすくなる

換気口を閉めきってしまうと、結露やカビが発生しやすくなってしまいます。

「換気口を閉める=換気できない」ということになるので、必然的に家の中の湿度が上がりやすくなりますよね。

湿度が上がってしまうと、家の中に結露ができやすい環境になります。

そして湿度の高さと結露が原因で、カビができやすくなってしまいますよね。

結露やカビは、家自体にダメージを与えますし、人の身体にも良い影響はありません。

換気口を開けて換気することで、結露やカビを防ぎ快適な環境を保つことができるのです。

家の中にニオイがこもる

換気口を閉めてしまうと、家の中にニオイがこもってしまいます。

生活をする中で、嫌な臭いというのは必ず発生してしまいますよね。

  • 料理によるニオイ
  • 生ごみのニオイ
  • オムツのニオイ
  • 身体のニオイ

これらのニオイが家にこもって良い気分の人はいませんよね?

換気口を開けて換気すると、これらの嫌なニオイが家にこもらず、快適に過ごせますよ。

アレルギーのリスクが上がる

換気口を閉めてしまうと、ほこりなどが家の外に排出されず家の中に留まってしまいます。

それが原因でダニの発生にも繋がってしまうんですよね。

換気口を開けて換気することで、アレルギーの原因でもあるほこりを外に排出することができます。

またほこりが家の外に排出されることで、これまたアレルギーの原因のダニの発生も抑えられますよね。

シックハウス症候群のリスクが上がる

建物を建てる時の建材には、化学物質が含まれている建材もあります。

その建材からでる化学物質が家の中に舞ってしまい、シックハウス症候群が引き起こされるんですよね。

換気口を閉めきってしまうと、この化学物質が家の中に溜まってしまい、家の中が身体に良くない環境になってしまいます。

換気口を開けてしっかり換気することで、シックハウス症候群のリスクが下がり、安心して暮らすことができますよ。

これらの理由から、換気口を閉めきるのは良くないのです。

換気口を開けたうえで紹介した寒さ対策をすることで、換気口からの寒さは抑えられるので試してみてくださいね。

換気口を閉めずに快適な冬を過ごそう

この記事では、換気口の寒さ対策と換気口を閉めきってはいけない理由について解説してきました。

換気口の寒さ対策は主に7つあります。

  1. 家が暖まるまで閉める
  2. 開き具合を調節する
  3. 一部の換気口を閉める
  4. カバーを設置する
  5. 換気口の掃除をする
  6. 換気口の外にカバーを付ける
  7. 寒さに強い換気口に変える

これらは手軽にできる順番になっているので、上から順番にやってみてくださいね。

もし換気口にかけれる予算がある人は、⑦の「寒さに強い換気口に変える」をやってみてください。

寒さ対策の効果は圧倒的に高いですよ。

 

また換気口を閉めきってしまうと、様々な問題があることについても触れました。

  • カビや結露
  • 生活臭
  • アレルギー
  • シックハウス症候群

換気口を閉めきらずに、自分に合った寒さ対策をして、厳しい冬をあったかく過ごしてくださいね。

 

 家の寒さ対策の記事をまとめたページもありますので、北海道の暮らしにお役立てください。

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