- 北海道でエコジョーズの暖房を使ってるけどガス代が高い!
- つけっぱなしが安くなるって聞くけどなんか不安・・・
- 北海道でも効果がある節約方法を知りたい!
北海道の冬にエコジョーズ暖房にかかるガス料金を見て、「これで暖房費を心配しなくて良い」という期待を裏切られた人はとても多いです。
もしかしたら使い方や設定に問題があるのかもしれません。
僕もエコジョーズ暖房を使った一軒家に住んでいますが、ガス会社の人から「ガス代が安すぎる!」と驚かれました。
ちょっとしたことを意識するだけで年間20,000円くらいは安くなりますよ。
そこでこの記事では、北海道の-20℃を下回る地域で効果を感じた「エコジョーズ暖房にかかるガス代を節約する5つの方法」を紹介していきます。
この記事の内容を実践すれば、北海道の冬にかかる暖房費を安くすることができるでしょう。
タイマー機能や設定温度などを工夫することで、暖かさはそのままにガス代を安くすることができます。
家の性能によっては難しい場合もありますが、ある程度の節約効果は期待できるでしょう。
【北海道】エコジョーズ暖房にかかるガス代の目安
自分の払っているガス代が高いかどうかって分からないですよね。
そこでまずはエコジョーズにかかるガス代の目安をお伝えします。
北海道でエコジョーズ暖房にかかるガス代の目安は、都市ガスでオールガス(暖房・給湯・コンロ)だった場合は「年間206,000円」です。
この金額は北ガスが試算しています。(一軒家・4人家族を想定)
プロパンガスでオールガス(暖房・給湯・コンロ)だった場合は「おおよそ410,000円」です。
プロパンガスは詳しいデータがなく、一般的に都市ガスの約2倍ということでこの金額になります。
この金額と自分のガス代を比べてみて20,000円以上高いようであれば、節約できる金額は大きくなるでしょう
もしこの金額よりも安いようであれば、これ以上節約するのは難しいかもしれません。
この金額を参考にして、節約が必要かどうか考えてみましょう。
ちなみに僕は「年間185,013円」でした。節約ジョーズでしょ?!
我が家のエコジョーズにかかるガス代は別記事で詳しく公開しているので、興味がある人は見てみてください。
それでは次に具体的な節約方法を紹介していきますね。
【北海道で効果を実証】エコジョーズ暖房の節約方法5選
僕がおすすめするエコジョーズ暖房の節約方法は5つあります。
どれも僕が実践して効果を感じたきた節約方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
1. タイマーを活用する
1つ目は自分や家族の生活パターンに合わせてタイマー機能を活用することです。
タイマー機能を活用することで、エコジョーズ暖房の使用時間を減らし大きく節約することができますよ。
生活パターンの中で暖房を使わなくても良いシーンがいくつかあります。
- 家に人がいない時間
- 日光が家に入ってくる時間
- 家族全員が布団に入っている時間
このような時間帯は暖房がOFFになるようにタイマーを設定することで、エコジョーズ暖房にかかるガス料金を節約することできるんですよね。
例えば僕の場合は、
- 起床の1時間前(5:00頃)に暖房ON、日が入る時間帯(10:00頃)に暖房OFF
- 日が沈む時間帯(16:00頃)に暖房ON、布団に入る2時間前(21:00頃)に暖房OFF
というタイマー設定にしています。
このようなタイマー設定にすることで、1日のエコジョーズ暖房の使用時間は10時間に抑えることができています。
僕が住んでいる一軒家では、この設定でも充分暖かいんですよね。
しかし住んでいる地域や家の性能、家族の生活パターンによって暖かく過ごせるタイマー設定は変わってきます。
自分や家族が無理せず暖かく過ごせるタイマー設定を探してみましょう。
2. 家の寒さ対策をする
2つ目は家の寒さ対策をするということです。
家の寒さ対策をすることで、快適な室温で過ごしながら節約することができます。
古いアパートや一軒家は、家の性能(断熱性・気密性)が低くなっていることが多いんですよね。
家の断熱性・気密性が低いと暖房エネルギーを高くしても、室内の暖かさが外に逃げて冷気が家の中に侵入してきてしまいます。
結果的に省エネなエコジョーズ暖房でも、ガス代がかさんでしまうんです。
寒さ対策をすることで家の断熱性・気密性が上がり、少ない暖房エネルギーで暖かく過ごすことができますよ。
僕も北海道で古いアパートや一軒家に住んだときは必ず寒さ対策をしていました。
具体的な寒さ対策としては、
- 窓の寒さ対策
- 玄関の寒さ対策
- 床の寒さ対策
などがあります。
家の寒さ対策について詳しくまとめた記事がありますので、ぜひ試してみてくださいね。
3. サーキュレーターを併用する
3つ目はサーキュレーターを使うということです。
サーキュレーターを使うことで部屋の温度ムラがなくなり、設定温度を下げても快適に過ごせます。
実は同じ部屋でも天井付近と床付近では、かなりの温度差があるんです。
これは「暖かい空気は上に・冷たい空気は下に溜まる」という空気の性質があるからなんですよね。
暖房を使う時期になると、天井と床では温度差が20℃くらいになることもあるそうですよ。
天井を暖かくしても意味がない・・・
そこでサーキュレーターを天井に向けて使うことで、上に溜まった暖かい空気を部屋中に循環することができるんです。
結果的に設定温度を下げても暖かく過ごすことができるので、暖房費を大幅に節約することができるんですよね。
サーキュレーターの効果的な使い方や置き場所については、別記事で詳しく解説しています。
4. 1階は設定温度を高く・2階は低くする
4つ目は1階と2階で設定温度を変えるということです。
1階の設定温度を上げて、2階の設定温度を下げるとエコジョーズ暖房の節約につながりますよ。
これは「暖かい空気は上に・冷たい空気は下に溜まる」という空気の性質が関係しています。
暖められた空気は上に向かっていくので、1階の設定温度を上げておけば、2階はある程度暖かくなるんですよね。
なので2階のパネルヒーターの温度を下げても、快適な温度で過ごすことができます。
実際に「2階の暖房つけなくても良いんじゃない?」と思うこともあります。
2階の設定温度を下げれば、その分の暖房エネルギーを1階のパネルヒーターに使うことができるので、結果的に暖房費が節約できるんですよね。
このように「1階の設定温度を高くして2階を低くする」ことで、節約しながら快適に過ごすことができますよ。
5. パネルヒーターは設定温度を高く・ボイラーは低くする
5つ目はパネルヒーターとエコジョーズの設定温度を工夫するということです。
設定温度を「パネルヒーターは高く・エコジョーズは低く」することで、大きくガス料金を節約することができますよ。
エコジョーズのセントラルヒーティングには、エコジョーズのボイラーとパネルヒーターの2カ所で温度を設定することができ、それぞれ役割が違います。
- 「エコジョーズのボイラー」・・・温水(不凍液)の温度を調節する役割
- 「パネルヒーターのサーモバルブ」・・・パネルヒーターに流れてくる温水(不凍液)の量を調節する役割
エコジョーズのボイラーで温水(不凍液)を温めるときに、暖房費(ガス代)が掛かってきます。
なのでエコジョーズのボイラーの設定温度を低くすることで、暖房費は安くなるんですよね。
でもエコジョーズの設定温度を低くしたら寒いんじゃない?
確かにそれだけだと寒いです。
なのでパネルヒーター側の設定温度を高くしましょう。
パネルヒーター側の設定温度を高くすると、流れてくる温水の量が増えてパネルヒーターの温度が高くなります。
しかも流れてくる温水の量が増えるだけなので、直接的にはガス代はかかってきません。
ですので「エコジョーズ側の温度は一番低く」できれば節約効果が高くなりますよ。
とはいえ極寒の北海道であれば、そう上手く行かないこともあるでしょう。
エコジョーズ側の温度を一番低くして寒いようであれば1つずつ温度を上げてみて、自分や家族が快適に過ごせる温度を探してみましょう。
エコジョーズ暖房のつけっぱなしは節約にならない
「つけっぱなしの方が安いの?」と疑問に思う人はとても多いです。
結論をいうと、エコジョーズ暖房をつけっぱなしで使っても節約にならないですよ。
よく温め直すのに一番ガスを使うという話があります。
しかし24時間点けっぱなしと10時間の使用では、間違いなく24時間点けっぱなしの方がガス代が高くなるでしょう。
実際に僕も試してみました。(エコジョーズのリモコンには、使用したガスの量が確認できる機能があります。)
24時間つけっぱなしにすると確かに暖かい(むしろ暑い)ですが、10時間使っていたときよりも1.6倍ガスを使っていましたよ。
なので「つけっぱなしが節約になる」という考え方は、暖房費を無駄にしてしまう可能性が高いです。
家の性能や家族状況などが理由で、どうしてもつけっぱなしにしなきゃいけないという人は仕方ありません。
しかしそのような理由がない場合は、タイマー機能を使うことをおすすめしますよ。
エコジョーズを上手に使って北海道の冬を快適に過ごそう
この記事では−20℃を下回る地域で効果を感じた、エコジョーズ暖房の節約方法を紹介してきました。
まず北海道でエコジョーズ暖房を使った時のガス代の目安は、
- 都市ガス・・・年間206,000円
- プロパンガス・・・年間410,000円
となります。
これより高ければ節約の余地はありますが、安いのであれば節約しなくても良いかもしれません。
具体的な節約方法は5つあり、
- タイマーの活用
- 家の寒さ対策
- サーキュレーターの併用
- 1階と2階の設定温度を工夫
- エコジョーズとパネルヒーターの設定温度を工夫
などが実際に僕がやってみた中で効果を感じました。
これらの節約はお金をかけず簡単にできるものばかりです。
ぜひ実践して北海道の暮らしを豊かなものにしてくださいね。
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