「キッチンの換気扇から冷気が入ってきて寒い!!」・・・なんて経験はないでしょうか?
換気扇は外と直接つながっているので、冬場になると冷気が侵入しやすくキッチンが寒くなる原因になります。
-20℃を下回る北海道の冬だと、換気扇からの冷気でキッチンどころか家全体が寒くなることも・・・
僕も北海道で16戸の家に住んできましたが、換気扇からの冷気には苦しめられました。
そこでこの記事では、キッチンの換気扇の寒さ対策を5つ紹介していきます。
▼家の寒さ対策まとめ▼
キッチンにある換気扇の寒さ対策5選
それでは早速、キッチンの換気扇の寒さ対策を紹介していきます。
実践しやすい順番になっていますので、上から順に対策してみてください。
1.換気口(給気口)の閉め具合を調節する
まずは換気口(給気口)の閉め具合を調節することです。
キッチンの換気扇から冷気が入ってくる原因の一つに、換気口(給気口)の開き過ぎが考えられますね。
基本的に家の中に空気が入ってくると、その分家の中の空気が押し出され、外に抜けていくという原理(置換換気)になっています。
冷気が家に入ってくるということは、それと同じ量の空気が家から排出されいるということですね。
その排出される空気は、
- 窓の隙間
- ドアの隙間
- 換気口
、などから排出されているんですよ。
ということは、換気口が開き過ぎているとその分キッチンの換気扇から冷気が入ってくるということになるんです。
ですので換気口の閉め具合を調節して排出される空気を減らすことで、キッチンの換気扇か入ってくる冷気を減らすことができるんですね。
※注意
換気口を完全に閉めてしまうのはやめましょう。結露や空気の汚れに繋がり、トラブルの原因になります。
換気口の閉め具合の調節方法は、換気口の種類によって違いますが、見たら大体わかるはずです。
換気口の閉め具合を調節して、換気扇から入ってくる冷気を減らしましょう。
2.換気扇カバーを設置する
次に換気扇にカバーを設置することです。
換気扇カバーをつけることで、換気扇から直接的に冷気が入ってくるのを防ぐことができますよ。
換気扇カバーは「家の中に設置するカバー」と「家の外に設置するカバー」の2種類あります。
「家の中に設置するカバー」はレンジフードやプロペラ式換気扇にかぶせて冷気が入るのを防いでくれます。
レンジフード用カバーはこんな感じ
プロペラ式換気扇カバーはこんな感じ
ネットショップや家電量販店に売ってますので、自宅の換気扇に合う大きさのカバーを選びましょう。
換気扇の排出口(屋外)にカバーが付いてない場合は「家の外に設置するカバー」を設置しましょう。
排出口にカバーを付けることで、排出口に風が当たるのを防ぎ、入ってくる冷気を減らすことができます。
「家の外に設置するカバー」は自分で取り付けると、雨水が入ってきたり家を傷めたりする場合があるので、業者に頼んだ方が良いですね。
賃貸の場合は、大家さんに相談してみましょう。
3.シャッターのメンテナンスをする(プロペラ式)
次はプロペラ式の換気扇のシャッターをメンテナンスするということです。
プロペラ式の換気扇は排出口がシャッターになっているものが多いんですよね。
そのシャッターが汚れていたり、壊れていたりすると、しっかり締まらない場合があるんです。
シャッターがしっかり締まらないと、そこから家の中に外の冷気が逆流してくるんですよね。
まずは外からキッチンの換気扇のシャッターを確認して、汚れていたり壊れたりしていないか確認しましょう。
もし汚れているだけなら、自分で清掃しましょうね。
万が一壊れている場合は、業者に頼んで直してもらいましょう。
賃貸の場合は、大家さんに相談してくださいね。
4.逆流防止ダンパーをメンテナンスする(レンジフード)
次はレンジフードの逆流防止ダンパーをメンテナンスするということです。
レンジフードには、外から家の中に外気が逆流しないように、逆流防止ダンパーという部品が付いているんですよね。
逆流防止ダンパーは、レンジフードのスイッチをONにすると開いて外に家の中の空気を排気しますが、OFFにすると閉まって外気を家の中に入らないようにしてくれます。
この逆流防止ダンパーが汚れていたり、壊れていたりすると、しっかりと閉まらずに外気を家の中に侵入させてしまうことがあるんですよね。
逆流防止ダンパーはレンジフードの中(レンジフードとダクトが繋がっている所)にあります。
ですので、なかなか自分で逆流防止ダンパーの状態を確認したり、メンテナンスをするのは難しいでしょう。
持ち家の場合は、業者にお願いしてメンテナンスしてもらいましょう。
賃貸の場合は、大家さんに伝えてメンテナンスしてもらいましょうね。
5.電動式シャッター付きの換気扇を設置する
最後は電動式シャッター(ダンパー)付きの換気扇に取り付けるということです。
電動式シャッター(ダンパー)は、キッチンの換気扇をONにするとシャッターが電動で開き、換気扇が動き出す仕組みになっています。
この他にも「風圧式シャッター」と「連動式シャッター」がありますが、電動式シャッター(ダンパー)が一番性能が良くて、家の中に外の空気を遮断してくれるんですよね。
電動式シャッター(ダンパー)付きの換気扇は自分で取り付けられないことも無いですが、お金が掛かっても業者にお願いした方が確実です。
電気系統も絡んでくるので「自分でやったら換気扇動かなくなっちゃった~」なんてことになったら大変ですからね。
キッチンの換気扇の寒さ対策で暖かく暮らそう
この記事では、キッチンの換気扇の寒さ対策を5つ紹介してきました。
- 換気口の閉め具合を調整
- 換気扇カバーの設置
- シャッターのメンテナンス
- 逆流防止ダンパーのメンテナンス
- 電動シャッター付き換気扇の設置
換気口の閉め具合を調整する寒さ対策は、賃貸でも持ち家でも簡単にできます。
また換気扇カバーの設置に関しても、「家の中に設置するカバー」であれば自分で簡単にできますよ。
「家の外に設置するカバー」は下手にやると雨水にやられるので、大家さん・業者に依頼してくださいね。
シャッターのメンテナンスはプロペラ式の換気扇の寒さ対策で、汚れている場合は自分でメンテナンスできますが、壊れている場合は大家さん・業者に頼みましょう。
逆流防止ダンパーのメンテナンスと電動シャッター付き換気扇の設置も、自分の判断でやるのは難しいので大家さん・業者に相談です。
自分の状況や環境に合わせて、キッチンの換気扇の寒さ対策をしてみてくださいね。
家の寒さ対策の記事をまとめたページもありますので、北海道の暮らしにお役立てください。
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